第34話 ページ35
誠也「二人の時だけだぞ」
A「ありがと!」
コンコン
『華月さんスタンバイお願いしまーす!』
A「はーい」
誠也「頑張れよ」
A「もちろん」
誠也にエスコートされてスタジオに
A「おはようございます」
『おはようございますっ、今日はよろしくお願いします!』
A「ディレクター、頭なんか下げないで下さいよ、私は今ただのアイドルですからいつも通り接してくれると嬉しいです」
『あ、あぁ、ありがとう』
ザワザワ・・・
A「まぁそうなるよねぇ・・・」
予想はしてたけど・・・
今ニュースになってること、私の格好
どっちも派手だからねぇ・・・
陸「Aさんっ!」
A「陸、その袴似合ってるじゃない、みんなも」
陸「あ、ありがとうございます!Aさんも凄く綺麗です!」
A「ありがと」
大和「いやぁ、絶景絶景、お兄さんそういうの好きよ」
三月「大和さん親父くせぇよ・・・」
A「ほんと、三月の言う通りだわ・・・こんな」
ギュッ
「「Aさんっ!?」」
A「無垢な若者の前で何て事を」
近くに居た陸と一織を抱き寄せて大和にそう言うと
大和「遅かれ早かれわかるんだから問題ないっしょ」
A「・・・はぁ、アンタって人は・・・」
一織「そう言えばAさんは裏表あるタイプの人なんですね」
三月「バッ!?一織っ!」
A「いいよ三月・・・
そうね、て言うか裏表ない人間なんてこの世には存在しない、わからない奴はただ気づいてない、それか気付きたくない奴だけ
人間なんてそんなもん
実際そうでしょ、私が華月の人間だと分かったら皆態度を変えたんだから・・・」
華月家はテレビにもスポンサーとして名が知れている
だからこそ重い
だからこそ、失敗は許されない、そんな風に思っているんでしょうね・・・
A「話は終わり・・・段取りの確認しましょうか」
切り替えなきゃ、私は華月A
華月家の令嬢である前に、アイドル
私は私の仕事を全うするだけ・・・
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時