第35話 壮五side ページ36
ー壮五sideー
A「話は終わり・・・段取りの確認をしましょう」
ゾクッとした
今まで素に近いAさんと話してたから
急にアイドルのスイッチが入ったAさんに僕も、皆も無意識に背筋が伸びた
あぁ、やっぱりAさんは凄いなぁ・・・
そう言えばAさんと皆で共演するのは今日が初めてだ・・・
それぞれAさんと番組を一緒、というのは皆あったと思うけど
IDOLiSH7として初めて・・・新年に共演出来るのは嬉しいな・・・
そんなことを心のどこかで思いながらAさんやディレクターの言葉を聞いた・・・
そしてスタンバイをして・・・
『本番3秒前!2!・・・』
IDOLiSH7「新年明けましておめでとうございますっ!」
三月「やっぱ正月番組って独特だよなぁ〜」
陸「家風のセットだとつい素になっちゃうよね〜」
そう言いながら僕たちは家風セットここたつを囲んで座ってます
三月「あれ?壮五正座してる?」
壮五「え?あっ、仕事中だからつい・・・って」
横に目を向けるとテーブルを枕に寝ている姿に
壮五「環くんっ!!」
環「んがっ!」
あはははっ
三月「それでは!CMの後!スペシャルゲストの登場です!」
そして一旦CMへ・・・
僕たちはその場で待ってるけどAさんはディレクターと話をしてスタンバイの為裏に
陸「ゲストって誰だろうね〜」
一織「私たちの良く知ってる方ですよ、ていうか貴方だって知ってるでしょう」
陸「ちょっ!カンペ読んだだけだろ!」
一織「冗談です」
あはははっ
大和「はいはい、茶番はここまでにしてゲストに登場して頂きましょー、この方です」
A「失礼します」
襖を慣れた手つきで開けて入ってきて
A「新年明けましておめでとうございます」
三月「ゲストの華月Aさんでーす!」
A「新年早々こんなふしだらな格好になってしまい申し訳ありません」
壮五「でもそれがAさんらしい一番の服だと思います」
大和「確かになぁ〜」
一織「TRIGGERの十さんと並ぶ程の色気がある女性ですからね」
A「あはは・・・本当は振袖の予定だったんだけどね」
無意識なのか眼帯に触れて儚げに笑うAさんに僕は魅入ってしまってた・・・
ー壮五side終ー
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時