第２３話 ページ24
会場に戻ると何故かざわついていて
近くに居た使用人に
A「ねぇ、何があったの」
『お嬢様っ、実は･･･』
話は、どこかの御曹司達が私をイヤらしい目で見て下品な会話をしていたのを偶然にもTRIGGERとRe:valeが聞いてしまい、今睨み合いになっている、との事･･･
A「はぁ、アホなんじゃないほんと･･･」
『お、仰る通りです』
A「止めてくる」
『！？危険ですっ！』
A「大丈夫、一応誠也を呼んでおいてくれる？」
『かしこまりましたっ！』
使用人は早足で誠也を探しに
私はいつもより少し声を張って･･･
A「そこを通してくださるかしら？」
そういうと男も女も道を開けてくれて、そこをまっすぐ、TRIGGERとRe:valeの所に
A「全く、何してるのよ」
全「！！！」
天「Aさんっ！？どうしてっ！」
楽「なんで来たんだよっ！」
A「黙りなさい」
「「っ･･･」」
千「A･･･」
A「何もしなくていいから、側に居てくれる？」
百「もちろんだよ！」
５人は私の後ろに下がり･･･
A「さて･･･貴殿方はバカですか？」
「「「なっ！？」」」」
A「新年にこのような華々しい場所で何をなさってるのか、お答え頂けます」
「そ、それは･･･」
A「私の同僚達がご無礼お掛けしたのなら申し訳ありません、ですがTRIGGERとRe:valeはそう簡単な事では怒りませんの･･･
無礼を働いたのは貴殿方でしょう」
「「「っ！」」」
A「皆、手出したり出されたりしてないよね？」
龍「俺たちからは出してないよ」
俺たちからは、ってことは向こうは出したのか･･･
A「･･･そう」
おじいちゃんなんで止めなかったんだろう･･･
そう思っていると
後ろから早足で私に近づく足音に･･･
龍「Aちゃん後ろっ！」
あぁ、面倒なっ！
ｸﾞｲｯ
A「はあっ！」
ﾄﾞﾝｯ!!
『いっ！』
全「･･････」
A「ドレスにヒールだから動きにくいってのに･･･
これは、正当防衛に入りますよ？
これに懲りたら二度と下品な会話は控えて下さいな★」
それから御曹司の父親に謝罪を受け、やっとダンスが再開された･･･
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作者名：さっちゃん | 作成日時：2016年12月3日 1時
