第24話 天side ページ25
ー天sideー
僕たちの目の前で、Aさんが楽ぐらいの男を投げてからすぐ、その人達の父親らしき人がAさんに謝罪をして男達を連れていった・・・
A「・・・さて」
振り向いたAさんはさっきと同じ・・・
何故か黒い笑みを浮かべながら僕たちを見て・・・
A「どうしてケンカを買ったのか、言い訳を聞こうかしら」
千「A、これには深い訳がっ」
A「深いも浅いもないっ!こんな場所でケンカしてどうする!大体アンタ達はアイドルなのよ!?怪我でもしたらどうするの!もしもの事があったらっ・・・」
ポロッ
全「っ!」
A「私のせいでっ、みんなに何かあったらっ、私はっ・・・っ、また笑えなくなるっ!」
そう言うAさんの涙は止めどなく溢れてる・・・
泣き顔なんか見たくないよ・・・
Aさんを抱きしめようと動いたけど
一足遅かった・・・
ギュッ
楽「悪い・・・俺が我慢出来なかったんだ・・・」
龍「俺もなんだ、Aちゃんをそんな目で見てるってこんな近くで聞いたら・・・我慢出来なくて・・・」
なんで・・・
楽も龍もファンにそういう目で見られるのは当たり前なのに・・・
Aさんだってセクシーアイドルを通してる限りそんなの・・・
A「しょうがないよ・・・っ、私はこの体だし、露出の多い服も多い・・・楽も龍も同じでしょ・・・?そんなのいちいち気にしてたらもたないよ・・・」
楽「頭ではわかってるっ、だけどAは違うっ!・・・違うんだっ・・・」
っ!・・・楽はワガママだ・・・
僕は仕事ならって思うとどんな格好をしてても我慢出来る・・・
・・・嘘、本音を言うと我慢なんてしたくない
もっと露出の少ない格好をしてほしいし、僕以外にそんな姿見せたくない・・・
天「気がもたなくても、僕たちはAさんをそんな目で見られるのは嫌だ」
千「初々しいねぇ君たちは」
百「そーだねぇ」
天「千さん」
千「冗談はさておき、Aが苦しそうだからそろそろ離してあげて」
え・・・?
ぁ、ほんとだ・・・
千さんはAさんの事をよく見てる・・・
それだけ好きってことがわかる・・・
負けられない、僕もAさんが好きなんだから
ー天side終ー
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
95人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時