第14話 楽side ページ15
ー楽sideー
楽「天の奴、抜け駆けかよ」
龍「まぁまぁ」
楽「悔しくねぇのかよ」
龍「悔しいけど、見て・・・天もAちゃんもあんなに楽しそうだよ」
・・・ったく、天は普段もあんな風に笑ってれば良いだろ・・・
楽「そうだな・・・どっちが先に誘う?」
龍「俺はこういうダンスはやったことないからいいよ」
楽「俺だってねぇよ、わかんなきゃAがリードしてくれると思うぜ?」
龍「男が女の子にリードされるってあんまりいい気はしないけどね」
楽「だな・・・けどこの招待状が来てから練習はしてきただろ?俺達はTRIGGERだ、天が出来てるんだ、俺達だって出来るさ」
龍「楽・・・そうだね」
楽「でもAは綺麗だからな、色んな奴に誘われんだろうな」
知らない奴がAとダンスを踊る・・・
そう考えるだけで腹が立つ
龍「楽、眉間にシワ」
楽「あぁ、Aが俺達の知らない奴と踊るのかって考えたら腹が立ってな」
龍「でもしょうがないよ、Aちゃんは綺麗で優しいから・・・
俺も多少気に入らないけど、これからAちゃんは社長になるんだからこういう事も避けられないと思う」
楽「・・・わかってる・・・そういやAは婚約者とかいるのか・・・?」
龍「えっ!?俺は聞いたことないけど・・・」
もし、婚約者がいるなら俺の伝えた想いはAを苦しめてる・・・?
・・・俺はAに想いを伝えてよかったのか・・・?
龍「楽?」
楽「ぁ、いや、何でもねえ」
龍「本当に・・・?楽、なんか自信なさげな顔してるよ」
楽「っ!・・・らしくねぇな、俺・・・」
龍「楽・・・次、Aちゃんと踊って来なよ、二人きりなら話せるでしょ?」
楽「・・・悪い龍、ありがとな」
曲が終わったらすぐ行こう・・・
楽「行ってくる」
龍「行ってらっしゃい」
Aがいる場所に近づくにつれてどんどん男の数が増えている・・・
気に入らねぇ・・・見た目、華月の令嬢、体目当て、そういう目でAを見ているのがわかりやすすぎて腹が立つ
ガシッ
楽「退け」
男共を退けてAの所に向かってると、
A「申し訳ありません、いえ、ですからっ!、ぁ、楽っ!」
ったく、困ってるA放って天はどこ行ってんだよ・・・
ー楽side終ー
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作者名:さっちゃん | 作成日時:2016年12月3日 1時