Ep20 裏切り 【二階堂優】 ページ23
碧海のヒステリックが落ち着き、暫くすると、メッセージが送られてきた。
名前は早乙女光太郎。
あいつか。
二「ちょ、豊田。あと頼むわ。」
豊「任せて!」
豊田に白瀬と碧海を任せると、俺は学校の屋上へ向かった。
早「待っとったで。」
そこには既に早乙女光太郎が居て、他には誰も居なかった。
二「なんだ、急に呼び出して。今、バタついてるから…早「あのさ。」」
概要だけを聞こうとすると早乙女に遮られた。
早「俺、知っちゃったんよなぁ。二階堂優と今川碧海に何があったか。
それに、藍谷や雨谷、白瀬裕大の事も。」
二「なんだ。俺を脅す気か?」
すると、早乙女は笑った。
早「別にそういう訳ちゃうよ〜。人間何かしら秘密はつきもんやん。」
二「じゃあ、何?何が目的なの?」
早「白瀬裕大をあいつから離せ。」
二「断る。あいつ、碧海には白瀬裕大が…。早「ちゃうよ!」」
早乙女は大声を出すと、俺に近づいた。
そして、衝撃的なことを囁く。
二「なんで?アイツは…。」
早「言ったやろ。なんでも知っとるって。はよ離さんと、大変な目に遭うで。」
そう言うと、俺は早乙女を屋上に置いて、走った。
───白瀬裕大を豊田圭から引き離せ───
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作者名:のあ | 作成日時:2017年3月21日 0時