第６１話 幸せ ページ15
貴「私を傷つけない為とか、私にふさわしくないからとか・・・そんな事思って私を遠ざけたの・・？」
雲「・・そうだよ」
貴「っ私は！！恭弥と一緒にいて・・そりゃあ寂しかったり、傷ついたりもしたけど・・・幸せだったの！！」
涙を堪えて、自分の気持ちを言い放つ
雲「！・・僕は愛し方なんて知らない。だから君が何をしてほしいのかも、何をしたらいいかも分からない」
零れだす、雲雀の本音
貴「それでもいい・・・傍にいれれば、それだけでいいの・・・っ」
雲「僕は、君を幸せにできない」
貴「なんでそう勝手に決めつけるのよっ！？言ったでしょ・・？恭弥と付き合ってた時、私は幸せだったって・・」
雲「・・・」
貴「未来の時・・私の事“嫌いじゃない”って言ったよね・・？なら、恭弥は私の事どう思ってるの・・・？」
雲「・・」
無言のまま、Aに近づく雲雀
不安そうな表情のA
バッ
貴「！！」
強く、抱きしめられた
貴「きょ、きょう「雲)好きだよ」・・え・・？」
雲「好きだ、君が」
顔は首元に埋められ、表情は見えない
雲「誰にも渡したくない」
貴「っ・・///」
雲「心配した僕が馬鹿みたいだよ・・・傍にいる事が幸せなら、いつまでも僕の傍にいればいい」
貴「え・・？」
雲「でも・・もう離さないから」
ギュと、さらに力を込められた腕
その腕の中は、とても暖かかった
貴「・・！！」
ポロポロと、涙を流すA
雲「君はどうなの？」
貴「どう、って・・？」
雲「君の気持ち。僕は君しか愛せない・・君は？」
貴「っ・・好きだよ、恭弥・・！付き離されても忘れられないくらい・・好き・・・っ」
雲「フッ・・僕は僕のやり方で、君を幸せにするから」
一度離される体
そして今までの寂しさを消すように、どちらからともなく唇を重ねた
貴「バカ・・バカ恭弥・・っ」
雲「はいはい」
Aの口を塞ぐように、もう一度キスを交わす
そのキスはAの涙のせいか・・少ししょっぱかった
「おい」
低く、威厳の籠った声が病室に響く
驚いたAはバっと雲雀から離れ、雲雀は不機嫌そうな顔をする
Ｘ「ここでイチャつくんじゃねェ、カス共」
破壊された壁の向こうの病室で、眠っていたザンザス
赤い目をギロリと二人に向ける
貴「ご、ごめんなさいっ////」
見られていた事に恥ずかしくなり、雲雀の手を引いて病室を出る
第６２話 ダメ。そのダメがダメ。そのダメのダメがダメで「ツ）ス、ストップ！！」→←第６０話 資格
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミリア - 凄く気に入った作品で雲雀の作品が大好きですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンの雲雀の姉か妹とコラボかトリップか転生したワールドトリガーかアニメKか銀魂の作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも応援します。 (2017年11月16日 16時) (
レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
れるりり - ひばりんかっこいいー(///∇///)この作品お気に入りだーと他の作品期待してます〜q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2016年3月30日 20時) (レス) id: 5003ee5029 (このIDを非表示/違反報告)
猫かぶりアリス(プロフ) - 涙こらえながら読んでました…すれ違いものがすごく好きなので、嬉しいです！これからも頑張って下さい！ (2016年3月1日 17時) (レス) id: 6e761aa161 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 完結おめですッ!・・・雲雀さんオチがやはり多いですねwまぁ雲雀さん好きなんで嬉しいですけどww (2016年2月8日 23時) (レス) id: 727c5f7618 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 完結お疲れ様です！とてもドキドキしました！これからも頑張って下さい！ (2016年2月5日 22時) (レス) id: a509964827 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2016年1月22日 19時
