美女と野獣 (ページ5)

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彼の悲劇には続きがあるのだ………………

彼奴は好きな人がいたんだか、その子は彼が虐めていた子のことが好きだったらしい………………

彼は自分がしてしまったことにより、自分の首を絞めてしまっていたんだ……………

だけれども、ボクは彼が虐めたままになるよりは……………

人に威張り散らしたままでいるよりは、

虐められてよかった、と思うんだ。

だって彼は、危なく好きだった子の好きな子を不登校児になるまで追い込んでしまう所だったから…………………

そこまで行く前に、止めてくれた彼らには感謝してもしきれない、そうボクは思うんだ……………………

そしてそこまでひどい虐めではなく、休み時間等は独りにさせる、と言うぐらいだったから、彼らはいい判断が出来ていたと、思う。

そして、龍君の虐めは、足を引っ掛ける事や、パシりにする、好きじゃない子に告白させる、等の他にクラスの笑い者にすると言うことをやっていた………………

龍君はしまいには、好きな子に大ッッッ嫌い！！と言われてしまった…………

その後中学校に行ってから彼は独りを好み、部活動もやらず、できるだけ人と自分の間に壁を築きました。

誰にも話し掛けられないよう、人をこれ以上苦しめないよう、

自分のこの性格のせいで誰かが傷つかないように、

これ以上、自分で自分の首を絞めてしまわぬよう、

好きな子を作らないように………………………

自分の心に鍵をかけて、誰にも壊せない位の頑丈な鍵を……………………………