こちら、ブラック本丸対策部【刀剣乱舞】 (ページ4)

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初仕事ページ4

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!:,「本丸

5か月前から連絡が途絶えているため確認願いたい。

刀剣男士三日月宗近
転移番号 80641

「……文字化けしてる。」
「隠されたな。」
「みたいだな。」

「文字化けしたら隠されたことになるんだへぇ。」

ハイテクな画面を4人で見つめて各々が呟く。
そんなことより、指定で刀剣男士があるのか…えぇ……

三日月宗近。
天下五剣の中で一番美しいとか、ブラック本丸だとよく一番最初に出迎えてくるとかそんな噂はよく聞く。

「最初から三日月宗近……憂鬱すぎる〜。」
「その割に、ゆったりしてるよね主。」

「そう〜？ブラック本丸に1人で行くか三日月宗近を連れて歩くのかって言われたらブラック本丸に1人で行きたいとは思ってる」

「ほぉ〜言うてくれるなぁ主よ。」
「…………げぇ」

資料がでてきた画面からゆっくりとまるでどこかのお化けのように這い出てきた天下五剣。

ほらぁ長義が怖がってるよ。
やめなよ。
後ろでヒィッって声出してビビってるの分かってるからね。

「あなや、詰まったな。」
「もーーー。」

呆れた長谷部と加州で三日月を引っ張り出す。

「ふぅ......して、主よ茶も出さないのか？」

はぁ、これだから政府の刀は嫌いなんだ。

見かねた長義がフォローに入る。

「あいにく湯呑がないのでね。...次に来た時には飲めるようにしておくよ。」

次なんてない方がいいんだけどさ。
それでも

「あんたのその図々しさは政府譲り？」
「はっはっはっは、まぁ長いこと政府(こっち)にいたからな。図々しくもなるさ」
「ふぅん...」

そりゃ、政府はあんたみたいな刀をあんな風にはしたくないだろうし。

少しの沈黙の後

「あ、あの主は色々と政府の内情を知りすぎている気がするのですが大丈夫ですか？」

含みのあった返事に長谷部が問いかける。
めざといね。

「まぁ大丈夫ではなかったからここに異動になったんだよ。いつ死んでもおかしくないしね。政府の男士(だれか)が殺してもカモフラージュになる。」

でも、三日月や長谷部達が私を「主」と呼んでいるうちは安泰だろうけどね。

ね、三日月宗近。

「ふむ、あいつらの考えはとうにバレていたのか。」

そうかそうか、と呑気に笑う三日月。

「安心しろ主、俺は給料分の仕事をするだけだ。」
瞳の中の月がさらに弧を描く。