黎明 ページ22
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「っ、バレてたのかぁ。俺同士だしバレないと思ったんだがな。」
「最初はわかんなかったけどね。お茶の時にね
どうして入れ替わったの？
薬研は、少し哀しそうに笑った。
「俺っちなことに変わりはないし、本当はこのまま政府の刀になっちまいたいから。って言ったら怒る、？」
この本丸の薬研藤四郎は、ズタボロだ。
瀕死も瀕死。
ゲートをくぐり最初に審神者に出迎えられるまで政府の薬研がボヤいていた。
俺が治せなかったらずっと中傷重傷のままの刀でいれるから、折れる寸前なんだろうな。と。
この本丸の審神者もキモいことをする。
「怒らないよ。っていうか、ここの主には痛い目見てもらわないとかな？」
「……怒らないのか…はは、そうか…あんたの護刀だったら良かったのにな。」
なれるんじゃない？そう言おうとした声は審神者によってかき消された。
『すみません、最近模様替えしたんですがその時にどうも刀帳をなくしたみたいで。』
あからさますぎる嘘にため息が出そうになる。
そもそも模様替えも申請が必要なはずだからどれもこれも虚偽報告
私を舐めている証拠だ。
まぁ、政府の薬研がどうにかしてくれるだろうけど。
｢でしたら、政府へ行きましょう。新しい資料を取寄せます。今すぐがよろしいかと思うので空いているお時間見てみましょうか？｣
『いやぁ、大丈夫ですよ！』
｢何が大丈夫なのですか？あなた今、審神者としての資格がない状態ですけど｣
｢...は？｣
襖の外から声が聞こえる。
......ここの審神者が動ける刀を外に配置したらしい。
どうしても私を殺したい、そんな感じ？
なんだか嫌な予感がするので、政府から持ってきた札を薬研へ飛ばす。
これで、
そして、お守りがあるから刺されても...無事......なはず。
『くっそ........
お前ら、こいつを殺せ！！』
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作者名：名無し子 | 作成日時：2024年2月20日 1時
