こちら、ブラック本丸対策部【刀剣乱舞】 (ページ1)

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ご都合政府ページ1

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はーい、高給取り時の政府勤め鈴木でーす。
先日までお世話になっていた激務部署を離れ、影の影の部署にお引越し。

通称、窓際部署。

重すぎる扉を開ければ、狭い部屋に大量の書類と3台の刀掛台。
そして、クマしかない上司が一人。

「お疲れ様です。鈴木です。」

「....あ、やっとかいほうだ。やった.....。」

クマ上司はブツブツ呟いて出ていった。

え？引継ぎは？

え？ん？

あまりに窓際、あまりに過重労働。
やはり政府はいかんな。

っていうか、私は本丸持ちの人間ではないからこんのすけすらいない。

いや、刀掛台があるから山姥切長義らへんはいる....のか？
この状況で、いるのか？こんな邪気とほこりだらけの部屋に？

入口で悶々としていれば、先程とは違うおじさんが入ってきた。

「引継ぎね、えっとね一応刀剣男士は全振りいるんだよね。まぁ、刀掛台があるしわかるよね」
「はぁ」
「説明が難しい部署なんだよね...仕事なかったらこの書類片付けなんだけど、仕事がないことがないしっていうかぁ...」
「そんな言いにくい部署なんですか..え、夜伽...?!」
「違うって言いきれない。ブラック落ちした本丸の更生部署といいますか。本丸を継続させるのか消滅させるのか決める部署....なんだよねぇ...」

そんな部署があったの聞いたことないが？！
政府はいつだって大切な事(・・・・)を教えない。

「まぁそんなわけで、君は初期刀を選び刀剣男士を使役する権利が与えられるんだ。」
「政府の審神者ってことですか？」
「審神者なんて大それたものじゃないよ。だって君は鍛刀しないしほんまるもないからね」

おこがましいよ。と注意を受けてしまった。

「まぁ、お金欲しいんで頑張りますよ。」
「あはは、正直～！」

じゃあ男士は誰にする？

ここまでが30分前の話。

そして今、その質問に私は頭を悩ませている。

誰がこの汚すぎる部署で器用にやってくれる？
きっと山姥切国広は俺にはこのくらいがお似合いだ。とか言いそうだし。

ん～加州清光かなぁ。
文句は言うけど助けてくれそう。

歌仙兼定でもいいな....

「あ、鈴木さん。この後政府顕現のへし切長谷部と山姥切長義がこの部署に派遣されます。」

よし来た

「なら、加州清光で！！！！！」

そんなこんなで3振りと私のワクワクブラック本丸対策部が公式に稼働した。