7人の虎にはご注意を。#2【Travis Japan 】 (ページ24)

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°Tiger63 してもいいよページ24

宮近side

宮近「可愛すぎるの反則」

俺は立ち上がり、ゆっくりAの隣に座った。

「ちゃか？」

彼女は上目遣いで不思議そうにこちらを見上げてきた。

可愛い。

愛おしい。

「な…に？」

俺はギュッとAを抱きしめる。

宮近「大丈夫。これ以上はしないから」

「やっぱり落ち着く、ちゃか」

何回言われた言葉だろうか。

そう言われて嬉しいが、少し複雑さもある。

「私ね、高校生の時ちゃかに恋してたんだ」

抱きしめる中、彼女は突然そんなことを言った。

やはりしめの口から聞くのと本人の口から聞くのとじゃ嬉しさが違う。

「優しくて、困ってたらすぐ助けてくれて、面白くて、一緒にいるとすごく楽しくて、ちゃかの隣にいるとすごく安心できたの」

宮近「(今言われても困るよ…だってAは今俺のこと好きじゃないんでしょ)」

そんなこと言われても俺のAへの"好き"が積もるだけ。

本当にずるい。

どんどん好きにさせてく。

「安心できるところは変わらないなって」

宮近「安心なんか、しないで」

「！」

俺はそのままAをベッドに押し倒す。

安心されたくない。

もう一回、男としてみられたい。

「海斗…ん…」

俺はAの右耳にそっと唇で触れた。

この状況で海斗と呼ぶのはダメだろう。

「どうしたの？本当に」

宮近「女の子一人の家に男上げるなんてどうなるか分かってるでしょ？」

「だって海斗だから…」

両手首を押しつけ、拘束する。

俺はAの唇にゆっくりと近づく。

宮近「(…流石にキスしたら嫌がるかな)」

まだ理性が残っていた。

俺は手首を離し、Aから離れていく。

宮近「ごめ＿」

「してもいいよ」

宮近「え？」

「海斗がしたいなら、してもいいよキス」

聞き間違い…じゃない…はず。

宮近「なんで、そんなこと」

「…や、やっぱりごめん！どうかしてた！今の忘れて！」

宮近「忘れるわけないじゃん」

俺はもう一度Aの上にまたがり、耳の横に手をつく。

宮近「煽ったのはAだから」

そして

彼女の唇を奪った。

何度も。

何度も。

宮近「ん…んっ」

キスは深くなっていく。

ごめん、A。

止まんない。