誘拐 2 ページ37
倒れたAの腹部からじわーっと染みでる血
「次はお前だ」
血に染ったナイフを向けてくる
刺されてからも、俺のところへ来ようとしてるA
その時、パトカーのサイレンが鳴り響いた
警察
「警察だ」
シルク
「マサイ!遅くなった!」
あまりの多さに、と男たちは初め抵抗してたものの観念したようで捕まった
警察
「大丈夫ですか?」
マサイ
「はい……っ!A!」
紐を解かれ、到着した救急車に運ばれていく
マサイ
「A!A!!」
必死に呼んでも、応えはない
「中で手当します。乗ってください」
モトキ
「はぁはぁ…行って!」
ンダホ
「あとから…行くから!」
……
手首や足首には紐で摺れた跡があって、近くで見ると…全身刃物で切られた跡が幾つもあった
マサイ
「っ……」
病院につくと、中へ運ばれていくA
ンダホの車でシルク達が来た
ンダホ
「誘拐されたって……」
マサイ
「俺がついてれば………くそっ……」
モトキ
「マサイも傷、大丈夫?」
マサイ
「あぁ…」
ドアが開いて、医師が出てきた
「腹部に刃物で刺された跡がありましたが、手術で傷口を塞ぎました。かなり深かったので…完治するまでに時間がかかります。他の傷も手当しましたのですが、無理に動かすと傷口が開いてしまう可能性があるので、目を覚めされましても安静にとお伝えください」
マサイ
「ありがとうございます……」
病室へ行くと、点滴に繋がれ酸素マスクつけていて、規則正しく呼吸していた
マサイ
「っ……」
シルク
「…泣くな」
マサイ
「………」
シルク
「Aがそんな顔みたら、余計に心配すっぞ?」
傍に行って手を握ると、
マサイ
「A!」
ゆっくりと閉じていた瞼を開けた
シルク
「大丈夫か?」
モトキ
「よかった」
ンダホ
「A、大丈夫?」
俺らの問いに頷きで答えてくれる
『マサ、イ……大丈夫…?……いっ!』
起き上がろうとして、痛みのあまり顔をゆがめる
マサイ
「俺は大丈夫。無理に起きちゃダメだ。傷が開いちゃう…安静にって先生が言ってた」
『わかった……』
ふぅ…と息をついて再び目を閉じたA
シルク
「俺ら帰るな。お前はそばに居てやれ」
マサイ
「おう」
誘拐された!?って思った時はほんとに焦った…
あいつら…絶対許さねぇ……
でも、1番はAの意識が戻ってよかったこと
傷の無い頬にそっと、キスをした
過保護になりそうかもな
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ライア(プロフ) - Nさん» ありがとうございます!ww (2019年7月24日 7時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
N - ぐふふ…どれもこれも最高じゃねーか…(情緒不安定すぎる…wぐふふ…←) (2019年7月24日 4時) (レス) id: f343a7c66b (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - ハヤテさん» 了解です!ありがとうございます! (2019年7月21日 23時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - リクエストになるかは分からないんですけど、作者さんが考えたお話も見たいです。あと、マサイがメンバーと動画で離婚ドッキリを仕掛けるが、夢主がショックをうけて倒れるお話をお願いします (2019年7月21日 23時) (レス) id: 2fb5b32da8 (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - アイスさん» 了解です!ありがとうございます! (2019年7月21日 21時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ライア | 作成日時:2019年6月8日 22時