クラスにたった一人の女の子〜first〜〈フィッシャーズ〉

優勝目指して ページ26

今日はクラス対抗球技大会の日〜

さて、いよいよドッヂボール

初戦は2A vs 2B(私たちのところ)

うわぁ〜…なんかいかにもやばそうな男子らが数名…

向こうからは、

「「あのクラス女子いるぞ！」」

「「めっちゃ可愛いんだけど！」」

「「待って、やべぇ！」」

どっかで聞いたことあるようなセリフ…

先生
「列に並べー。試合を始める。礼」

お願いしゃぁっす！(お願いしまーす)やっぱり声が男子だわｗｗ

昨日と同様シルクとモトキは外野へ行って、振り回してから隙をついて当てる作戦

コート内はというと…相手の男子が投げてきたボールを易々とキャッチし、投げ返して当てまくっている

私に向かってボールが飛んできた(おっ？)

この体勢じゃ取るのは難しいと冷静に(ｗｗ)判断し、よける

真後ろにいた外野がこぼれ球を取り私めがけて投げる

その体勢だと…正面からくるパターン…

予想は的中ｗｗかつ、鋭いボールをバシッと取った

敵チームは動揺を隠しきれない様子(そりゃそうだ。女子があんなの取ったらｗ)

マサイ
「あんなの取ったのかよｗｗ」

ンダホ
「凄すぎるんだけどｗｗ」

ぺけたん
「A！昨日みたいに決めちゃってよ！ｗｗ」

もう、笑うしかないみんなｗｗ(そんなに？ｗｗ)

『昨日みたいにか〜。わかった…』

テクテクと前に歩いていき、

『シルク！』

外野で真後ろにいたシルクにロングパスを回すと、

シルク
「おらぁっ！」

相手めがけて矢のようにボールが飛ぶ

ころころと私に向かって転がってくるボール

それを取ろうとして、敵チームの数人が走ってくるも…ラインを超え…こっちの陣地へ

『おっ。また来た。』

目の前には逃げる数人の男子、標的を定めて…！

「「おわっ！」」

「「うへぇっ！」」

よし、当てれたｗｗ

ザカオ
「よく当てたね！ｗｗ」

『だって”当ててください”って言ってるみたいだったからｗｗ当ててやったｗｗ』

ザカオと話していると、向こうから…

「「あいつやべぇよ！」」

「「女子じゃねぇ！」」

だから…女子なんだけど…

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結果は、2Bの勝利！(やったねｗｗ)

次は2Dと対戦

モトキ
「2Dか…勝てるかな…」

『そんな強いの？』

ダーマ
「去年も大会があったんだけどよ…その中のやべぇ奴らが集まったって言ったらわかりやすいか？」

『ふーん…』

見てわかった…やばそうな奴らだ…ｗ

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