猫、癒やす ページ6
今剣
「三日月様…おからだ、だいじょうぶですか…？」
ここは三条。三日月宗近が布団に横になってる。彼も重傷だ。まだ辛うじて動ける今剣たちが心配そうに様子を見ている。
三日月宗近
「大丈夫だ…今剣たちも無理をしては、ならぬぞ…」
天下五剣が重傷になるなど、以前の審神者が余程酷かったのだろうか
石切丸
「黒猫…？おや、どうしたのかな？」
石切丸がいつの間にか部屋の中にいる黒猫が目に留まる。黒猫は逃げる素振りなど全く見せず、石切丸の元へ。にゃんと鳴きながら近づいて撫でてもらったあと、何食わぬ顔で三日月に近づく
三日月宗近
「ん…？猫か…すまんな…じじいは今動けなくてな…」
擦り寄ったり、頬をぺろっと舐めたりする黒猫。三日月は動かせる片手でぽんぽんと背中を撫でる。気持ちが伝わったのか心配してるんだろうと、周囲の刀剣たちは思った。と、布団に潜り込もうとする黒猫を小狐丸が抱き上げる
小狐丸
「元気になりましたら、たくさん遊びましょう。それまでは、我慢してくださいね」
今剣
「ぼく、さわりたいです！…かみませんか？」
小狐丸
「大丈夫です。ゆっくり撫でてあげてください」
優しく撫でる今剣、ゴロゴロと喉を鳴らす黒猫。今剣が岩融も！と手を引っ張る。
今剣
「ふわふわで、かわいいですね！」
岩融
「あぁ。ん？…何か不思議なものを感じないか？」
岩融の言葉に感覚を研ぎ澄ませると、黒猫を撫でた石切丸と三日月宗近、黒猫を抱き上げた小狐丸、そして今剣と岩融の傷も癒えていたのだ。岩融の言う不思議なものは、間違いない…黒猫から感じると、三日月宗近は言う
三日月宗近
「痛みの無い身体など久々だな」
小狐丸
「ですが、あまり無理をしてはいけませんよ？」
石切丸
「凄い…こんな一瞬で…」
今剣
「ふしぎなくろねこですねって…あれ？いない…」
岩融
「猫は気まぐれというものだな。またふらっと現れたその時に遊んでやればいいさ」
一瞬で痛みの消えた身体に驚く三日月たちだった
三日月宗近
「誠に不思議な黒猫よ」
__くぁぁ…(欠伸)
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ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (
レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月26日 0時
