表情 ページ45
どこを探しても猫らしい姿は見当たらず、小夜左文字が指差す方には佇む一人の人。こっちには背中を向けており、池を眺めている様子だ。
小夜左文字
「あそこに人が…」
石切丸
「あの子かい？」
大和守安定
「なんだろうこの感じ…」
山姥切国広
「猫は何処にいる」
加州清光
「やっぱり声聞こえたよね？」
薬研藤四郎
「どこから入ってきたんだ？」
鶴丸国永
「なんだなんだ？驚きの連続だな。ん？おわっ！」
前の見習いが来た時とは違う感じだ。伝わってくる霊力のようなものは心地が良いもの。
ふわりといつの間にか近くまで来ていた少女に驚きを隠せず声を出す鶴丸国永。
そして、少女はてくてく歩いていき審神者の部屋へ向かった。
大倶利伽羅
「おい」
声に振り返る少女を見た大倶利伽羅。目を見開き、ほんの少しだけ微笑んだような表情を見せた。審神者の部屋から出て自室へ戻る時、太鼓鐘とすれ違うが大倶利伽羅が何故微笑んでいたのかなんて知る理由も無い。
へし切長谷部
「貴様、何者かを言え。ここは審神者の部屋。勝手に踏み入れるなど言語道断だ」
長谷部の声にも耳を傾けず、部屋中を見て回る。
へし切長谷部
「おい、聞いているのか」
そして、少女はある箱を手に取る。箱を持ち座り込んで置いた場所は座布団の上。ゆっくりと箱を開けて中を見る。表情が読み取れない少女に長谷部はますますイライラが募る。
へし切長谷部
「黙っているだけか！俺の声は聞こえているだろう！」
床をバン！と叩き声を上げる。ビクッ！と驚いた少女は、怯えた様子で長谷部から距離を取る。その際に目が合った長谷部は目を見開いた。
燭台切光忠
「長谷部くん、いきなり大声を出してしまったら怖がっちゃうよ」
へし切長谷部
「……」
燭台切光忠
「驚かせてごめんね。君はどこから来たのか教えて欲しいんだ」
燭台切が問うとキョロキョロと何かを探すような仕草を見せ、何かを見つけたような表情を見せそちらの方へ走る。そこには歌仙兼定と小夜左文字。何故か飛びつき嬉しそうな表情を見せる。
歌仙兼定
「おっと！僕達に飛びついてどうしたんだい？燭台切が何か聞いていたみたいだけど…」
小夜左文字
「…？……！」
目が合った小夜左文字。驚いたような顔をしたのは小夜の方。
そして、ゆっくりとある言葉を口にした。
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ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (
レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月26日 0時
