猫、濡れる ページ33
若干逃げ腰の主(黒猫)。
しゃがみ込み、主を優しく撫でる歌仙。行こうか、と言って主を抱え風呂場へ。
歌仙兼定
「こらこら。逃げちゃだめだよ」
逃げようとする主を抑えつつ、桶のお湯を掛ける。どうしても逃げようとする主。
歌仙兼定
「おやつ無しだよ？」
「おやつ」という言葉に反応するらしく、逃げようとはしなくなるものの、やっぱり濡れるのは苦手。叫ばずとも少し唸ってる。お腹の方は桶にお湯を張って洗ったほうがいいと考えて、また桶の中に主を入れる。
__に"ゃぁん！
歌仙兼定
「もう少しだよ」
__に"ゃあぁぁぁああん！
__い"(に)やあぁぁあぁぁん！
鶴丸国永
「ははっ、主の声こっちまで聴こえてくるな」
加州清光
「凄い叫んでんじゃん。大丈夫？歌仙」
向こうから鶴丸と加州の声がする。
歌仙兼定
「大丈夫。もうすぐ出れるよ。それより、さっき主が逃げて行ったところ濡れてないか見てきてくれるかい？」
鶴丸国永
「わかったぜ」
歌仙兼定
「あと燭台切に、主のおやつと鰹節をのせたご飯の用意をお願いしてくれ」
加州清光
「はーい」
風呂場とその近くでは主の声が響き渡っていたようで。様子を見に来たり声を掛けてくる刀剣が数振りいた。
出ると、小夜左文字がタオルを何枚も持ってきていた。
歌仙兼定
「お小夜。助かるよ、ありがとう」
小夜左文字
「僕も拭きます」
小夜も初めて主と会ったときのことを思い出すらしく、あの時は逃げなかったのに、と。
歌仙兼定
「きっと僕たちがもう元気になったからかもしれないね」
小夜左文字
「そうですね。…主」
やっぱり濡れてふわふわの毛並みがぺしゃんこになった姿はまだ見慣れない。
こんなに細かったっけ？と思う2振りだった。
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ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (
レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月26日 0時
