猫、伝える ページ23
亀甲貞宗
「ご主人様！何かあれば長谷部くんじゃなくて、僕を頼ってくれ！こうしてぴったりとそばにいるからね！」
主(黒猫)は起き上がれるが長時間は無理なようで、水を飲んだあとすぐにクッションに戻る。
三日月宗近が部屋へ来た。主(黒猫)を見てホッとした様子。
三日月宗近
「調子はどうだ、主。まだ痛むかもしれんが、少し動けるか？」
__にゃぁん
三日月宗近
「はっはっはっ、返事してくれたのか。主、少し話をしてもよいか？」
__にゃぅ？
そばにはへし切長谷部、亀甲貞宗、巴形薙刀3振りがいるが、それでも構わないと三日月は言う。
三日月宗近
「前の審神者が来ただろう？その時、何故主が来たのかと考えておってな。隠れていることもできただろうと」
へし切長谷部
「確かに。その間にこんのすけを呼んで政府に連絡することも出来たが…」
三日月宗近
「その通りだ。だが主は現れ、俺たちを守ろうとこのような怪我をしてまで抵抗をした」
巴形薙刀
「相手は人間。いくら主であっても、人と猫とでは体格差がありすぎる」
三日月宗近
「理由を、教えてくれるか？」
三日月が主(黒猫)の頭を撫でながら聞く。ゴロゴロ喉を鳴らし、にゃう？と首を傾げていたが、青と黄色のオッドアイの美しい瞳が三日月を捉えると、じーっと見て視線を逸らさなくなる。
三日月宗近
「！これは…」
亀甲貞宗
「どうしたんだい！？」
三日月宗近
「そうかそうか。礼を言うぞ、主。さて、俺は茶を飲みに行くか」
へし切長谷部
「三日月！主は何と！？」
長谷部の問に答えず、部屋を出て行く三日月。全く…と長谷部が呆れた様子で口から零す。
三日月宗近
「『守りたいと思う気持ちに、理由など要らない。』か…」
鶯丸
「おや、三日月。茶の用意ならできている」
三日月宗近
「そうか。では気持ちの良い日差しを浴びながら、茶を飲むとしようか」
まるで、主(黒猫)の言葉が伝わってきたようで、いつもより嬉しそうな三日月だった。
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ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (
レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月26日 0時
