猫、審神者になる ページ11
三日月宗近
「皆居るか？」
へし切長谷部
「黒猫が見つかったのか！？」
三日月宗近
「あぁ。驚かせないよう静かにな」
大広間に集まっている刀剣。大人数で探し回ると怖がってしまう故、2振り程度で探したほうがいいだろうと三日月宗近の案だ。三日月と鶴丸で探し、鶴丸は黒猫に少々嫌われてしまったようなので、三日月が優しく抱っこして、大広間に来た。
床に下ろすと、キョロキョロ見回す黒猫。そこに近づく数振り
宗三左文字
「不思議な黒猫はこの子のことですね」
明石国行
「両目で色が違うんやな」
へし切長谷部がボロボロだった座布団を置く。その座布団も、黒猫の不思議な力で綺麗な座布団になっている。
ここに座ってはくれないだろうと思っていたが、大人しく座ってくれたことに驚く刀剣たち、特に長谷部。
へし切長谷部
「この本丸にこの黒猫が現れてから摩訶不思議なことばかり起きているのは、皆も承知だろう」
山姥切国広
「写しの俺が、こんな綺麗に治っていいのかと思うくらいにな」
鶴丸国永
「驚きなことばかりだぜ。何せこいつの猫パンチを初めて食らったからな。シャーとか言われるし」
三日月宗近
「部屋まで綺麗に直してしまったな。この黒猫に不思議な力があることは間違いなさそうだ」
刀剣の傷を癒やし、本丸をいとも簡単に修繕してしまったということは、この黒猫に溢れるほどの霊力があるということを察する。
三日月宗近
「俺は、この黒猫にここの本丸の主になってもらおうと思っているが、皆はどう思う？」
へし切長谷部
「それ、本気で言ってるのか！？だが、書類作成や部隊編成はどうする！」
三日月宗近
「まぁそう焦らずとも何とかなる。ここは崩壊寸前だったため政府もそれほど目を付けていないだろうから、この黒猫が主になり立て直したとなれば、さぞ面白いだろうと思ったのだ」
へし切長谷部
「面白いってだけでか！」
三日月宗近
「はっはっはっ、じじいのちょっとした好奇心だ。なぁ？お前も面白そうだと思うか？」
__にゃあん
三日月宗近
「黒猫はこう言ってるぞ？初めてでは無いのだ。俺たちは遠征も出陣も経験はある。主が猫というだけだ」
今剣
「ぼくもいいとおもいます！」
どうやらほとんどの刀剣が黒猫を主にすることに賛成のようだ。長谷部は咳払いし、黒猫に向き直る
へし切長谷部
「というわけで、ここの主にって…寝てるだと…」
そんなこんなで、黒猫がここの本丸の審神者となった。
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ミライ(プロフ) - まーちゃんさん» コメントありがとうございます。構想は練っているのでいつかは文字にして書きたいと思います。 (4月24日 0時) (
レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。 できたら学校でいじめられてる子がブラック本丸の審神者になる﹆そう言う夢小説が読みたいです 出来たらで大丈夫です。これからも頑張ってください (4月24日 0時) (レス) id: 6350c1876f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - ローズクロスさん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
ローズクロス(プロフ) - 完結おめでとうございます!読み始めてから毎日、更新を楽しみにしてました☺ (4月22日 21時) (レス) id: 928643df23 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 赤瑪瑙さん» ありがとうございます！ (4月22日 21時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月26日 0時
