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大倶利伽羅side
大倶利伽羅
「光忠」
燭台切光忠
「なんだい？」
光忠は確か、大正時代の戦場に出向いたはず
厨で料理をする光忠に話しかけた
燭台切光忠
「あの時の主はかっこよかった。多分いつもは人の姿になってるんだと思うけど、本気を出した時は鬼そのものだったね」
大倶利伽羅
「確か、人喰い鬼だったか」
燭台切光忠
「でも凄いよ。自我を持って人を食べてないってことだよね」
大倶利伽羅
「血は摂取しなければ、またあぁなるのか」
燭台切光忠
「かもしれないね」
だが、正直驚いた
牙や爪、血肉を求める鬼の本来の姿
燭台切光忠
「けど、そうならない為に毎朝聞く習慣を付けようって決めたんだ。それに主が鬼ってことは皆知ってる。主だって望んであの姿になったわけじゃない」
大倶利伽羅
「わかっている」
俺たちに危害を加える気は無いことは、霊力から感じ取れる
加州清光
「あ、燭台切。主って部屋？」
燭台切光忠
「うん」
だが、あいつらは普通に接してる
気にしすぎも良くないか
加州清光
「燭台切、あの紙って？」
燭台切光忠
「ちょっとあってね」
加州清光
「ふーん。わかった」
確か加州は遠征から帰ってきた
それの報告か
今剣
「あるじさまー！やっと芽が出ました！」
植木鉢を持って走ってく今剣
『ほんとだね。毎日見てあげてよ、今剣』
今剣
「はい！」
薬研藤四郎
「大将。ちと花壇手入れするんだが、何か植えたい花とかあるか？」
『花？なら私も手伝うよ。あ、燭台切と伽羅もどう？』
燭台切光忠
「僕は夕食の支度あるから、伽羅ちゃん行くかい？」
大倶利伽羅
「馴れ合うつもりは無い」
太鼓鐘貞宗
「えー！行こーぜ、伽羅！」
貞が俺の手を引っ張ってく
皆が花壇でワイワイやってる姿を横目に
『伽羅』
大倶利伽羅
「なんだ」
呼びかけられた
『ごめんね。驚いたでしょ』
大倶利伽羅
「あぁ。だが、あんたは鬼。あれが本能なんだろ」
『斬る？別に構わないけど』
大倶利伽羅
「今更斬ろうとも思わない。俺と光忠だったからよかったが、短刀たちが見たら怖がるだろう、それだけ気をつけろ」
『わかった。「あるじさまー！」あ、はいはい！』
この本丸にあんたが来て、1番最初に手入れしてくれたと、光忠から聞いた
あの時からあんたの霊力の心地良さは感じていた
俺だって闇雲に何でもかんでも斬る刀ではないからな
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
