手入れ ページ4
夢主side
せかせか掃除をする
さっき刺された箇所は抜き取った瞬間に塞がった
確かあの3振りは伊達関係の刀だったかな？
『庭も草ボーボーね』
後で手入れしないとだな、庭も
本丸を箒でサッサッと掃く
『いるんでしょ。出てきな』
「バレてしまったか」
『…三日月宗近で間違いない？』
「うむ」
天下五剣の中の1振り、三日月宗近
そんな彼も、ボロボロだ
三日月宗近
「お主がここの新しい審神者か？」
『えぇ』
三日月宗近
「…お主もわかるであろう、この状況を」
ボロボロの刀剣男子たち、ボロボロの本丸
三日月宗近
「何故ここへ来たか理由を聞いてもよいか」
『特に理由は無い。どうにかなる、何とかするってこと。斬るならどうぞ』
三日月宗近
「はっはっはっ、お主が来た当初は俺もそうしようとしたのだがな。霊力が凄まじく、もう少し様子を見させてくれてもよいか？」
『許可なんてとる必要も無い。かれこれ5年も放置されてるんだし、前の審神者のせいで警戒心剥き出しになるのは当たり前』
三日月宗近
「そうかそうか」
『三日月だって私のことを警戒してるでしょ。なんで斬りかかってこなかったの？天下五剣ならそのぐらいお易い御用でしょ』
三日月宗近
「前の主とは違うと思ったからだ、完全に信用とまではいかないが、お主のことをもう少し観察しようと思ってな」
『観察するならどーぞ好きなだけ』
掃除してると、めちゃめちゃ視線を感じてくる
『三日月』
三日月宗近
「なんだ？」
『前の主はどんな奴だった？…話したくないならそれでいい』
過度の出陣に無理な連戦、ケアや手入れ不足
人の身体を得たとしても道具としか見てなかったこと
『…もういいよ。ごめん、辛いことを』
三日月宗近
「構わん。お主から感じる霊力はとても温かい。前の主と違うということをほかの刀剣男士達にも証明して見せてくれ」
そう言って去って行った
前の主とは違うこと…
『もちろん』
あ
『三日月』
三日月宗近
「俺を呼んだか？」
『良ければでいい、手入れをさせて欲しい』
快く受け入れてくれた
三日月宗近
「まぁ、手入れ以外のことをしようものなら斬るがな、はっはっはっ」
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
