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鶴丸国永side
鶴丸国永
「明石。大丈夫か？」
明石国行
「なんとかな…」
鶴丸国永
「大丈夫か、光坊」
燭台切光忠
「大丈夫だよ。鬼の力って凄まじいね…一瞬でやられちゃったよ…」
周囲には俺らを折ろうとする時間遡行軍が群がる
A
『っ！ま、待て！！』
向こうがどうなっているのか分からないな
だが、こりゃ驚きだ
時間遡行軍が急に増えた
燭台切光忠
「さすがに鶴さん1人は無理だ…！」
鶴丸国永
「いーや。無理でもやらねぇとな！」
と、ザン！と目の前の遡行軍が消える
三日月宗近
「皆、よく生きてたな」
鶴丸国永
「三日月！」
三日月宗近
「加州を頼む」
鶴丸国永
「わかった。…向こうは」
加州清光
「主が…鬼として…本気を出したんだ…」
ドォォン！と、物凄い衝撃波を感じる
建物の物陰に居たおかげで直撃を防げた
鶴丸国永
「！？」
地面に打ち付けられてるようで、身動きがしづらい鬼の姿
鶴丸国永
「あ、あれって…」
加州清光
「主だ…」
夜明けが近い
逃げようとする鬼舞辻無惨にその隙を与えないよう、何度も攻撃を繰り返す鬼殺隊
そして、朝日が昇る
『皆』
三日月宗近
「主、向こうの様子はどうであった。お主はなんともないか？」
『…大丈夫』
『ここから離れよう』と言う
鶴丸国永
「あの人たちと戦わなくていいのか？」
『…歴史を守るのが私たち。時間遡行軍はほとんど消した。あとは出る必要ない。もし、皆が……私を消したいのなら、私は今ここで過去の私を斬る。鬼の始祖を倒しても生き残った鬼が今の私だからさ…』
燭台切光忠
「もし、斬ってしまったら…」
『おそらく私は消える。皆もどうなるかわからない。私の霊力のこととか…あるでしょ？』
沈黙が続く
加州清光
「俺は…主にはずっと居て欲しい。折れてもいいって思った時もあったけど、主に出会えて変われたんだ」
三日月宗近
「そうだな。今やお主は我々を束ねる主。本丸でも皆が待っているぞ」
燭台切光忠
「僕も同じだよ。主は主だから。鬼であっても僕らを思ってくれる主だ」
鶴丸国永
「もう一度言う、あんたが消えるのはごめんだぜ」
明石国行
「……」
『明石は？』
明石国行
「自分は…よくわかりません。審神者なんて信じて来なかった自分が、こんなにもあんたに心を許せてるのがわからんです…わかってたんや…あんたは前の奴らとは違うって。過ごしてわかった、あんたに…主に消えられたら困ります」
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ミライ(プロフ) - 凛音さん» コメントありがとうございます。続編書こうとなると、終わりが難しくなりそうな気がして…でも考えてみますね。 (11月10日 18時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - とてもいい作品でした。終わり方もしっかりしていて、楽しく読ませていただきました。でもこれで終わりなのが寂しいです。 (11月10日 17時) (レス) @page49 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (10月16日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！ (10月16日 17時) (レス) @page40 id: 7270de2e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミライ | 作成日時：2023年9月11日 21時
