呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ9)

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散歩ページ9

鶴丸国永
「おーい、石切丸ー」

馬当番の石切丸のもとへ

石切丸
「その子が新しい刀剣だね。ちゃんと挨拶はしたこと無かったね。私は石切丸、よろしく」

『…A。鶴が付けてくれた。よろしく』

石切丸
「馬を見るのは初めてかな？」

『…馬。わっ…』

少し驚くA

『…綺麗な目』

優しく撫でると、気持ちよさそうに馬は目を細めた

……

鶴丸国永
「こっちだぜ。広いだろ？ここら辺全部畑なんだ」

『…ひ、広い』

鳴狐
「これはこれは新しい刀剣の方ですな！わたくし、鳴狐と申します。よろしくお願いします」

鳴狐(本体)
「よろしく」

愛染国俊
「俺は愛染国俊。よろしくな！」

『…A。よろしく』

これ何？と指差すのは

鶴丸国永
「こりゃまたデカいトマトだなぁ。どれ、1つ食ってみるか？」

採れたてのトマトをAに渡す

不思議そうな顔をしながら、かぶりついた

『…美味しい』

鳴狐
「それはよかったです！」

…

実はここに落とし穴を仕掛けてある

Aには、ちと悪いが…

驚きを味わってもらおうって思ってなぁ

鶴丸国永
「なかなかの量だな。俺は少し手伝ってから本丸に戻る。A、先に戻っててくれ」

『…わかった』

……

さーて、俺も戻るか

ん？落とし穴を仕掛けたんだが、落ちた形跡が無い

確かここに

鶴丸国永
「うわっ！」

俺が自分で仕掛けた落とし穴にかかっちまった

『鶴ー、どこに居るのー』

鶴丸国永
「ここだー」

『…え、つ、鶴？』

引き上げられ、地上に出る

めちゃめちゃ心配そうな顔をするA

『…ごめん、私が「待った」…？』

鶴丸国永
「あれは俺が仕掛けたやつなんだ」

『……ぇ？』

鶴丸国永
「だから、Aの呪いとかそういうのじゃないぜ」

『…よかった。あのさ…あの子誰？』

鶴丸国永
「あいつは、太鼓鐘貞宗。伊達の刀で光坊や伽羅坊と関係がある」

『…太鼓鐘貞宗』

と、俺たちを見つけた太鼓鐘がこっちに来る

太鼓鐘貞宗
「みっちゃんから聞いたぜ。俺は太鼓鐘貞宗。よろしくな！A」

『…うん。よろしく…貞』

散歩を終えて、本丸の自室に戻った