呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ35)

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逆境ページ35

『おかえり、鶴。綺麗に治ってるね。主は大丈夫だった？』

鶴丸国永
「あぁ。主に怪我が無くて何よりだ」

『このあと何する？』

鶴丸国永
「切れちまった組紐を作って欲しいんだ。作れそうか？」

『わかった、作るよ』

部屋に行って作ってくれる

俺もそれを見ることにした

『これをこうして…こっちをこうして…』

鶴丸国永
「器用だな」

『こういうの好きだからね。はい、完成』

鶴丸国永
「もうできたのか！」

鈴もちゃんと付いてる

腕に結びつけてくれた

宗三左文字
「Aさん。おかえりなさい」

『あ、宗三。ありがとう、ただいま』

宗三左文字
「Aさんの植えた花について聞きたいことがあるんですが」

『わかった。鶴も来る？』

鶴丸国永
「あぁ」

……

宗三左文字
「Aさん。この花です」

『そうそう。勝手に植えてごめんなさい』

歌仙兼定
「この花はカモミールだったね。Aのことだから、花言葉の意味を込めて植えたんだろうと思ったんだ」

『カモミールの、花言葉は「逆境に耐える、逆境で生まれる力」とかの意味が込められてるんだ』

鶴丸国永
「もしその意味を知ってれば、修行してくるってことも匂わせてたんだってわかったな」
　
『いや、こんな小さなカモミールに力強い意味が込められてて…素敵だなって思って植えさせてもらったの』

逆境で生まれる力…か

辛い修行を乗り越え新しい力を得たAのようだな

鶴丸国永
「うっし、A、手合わせだ。言っとくが、強くなったのはAだけじゃねぇぞ？」

『もちろんだよ。それね、私も言おうとしたところ。手加減しないよ？』

鶴丸国永
「そうこなくちゃ面白くないからな、手は抜かねぇよ。と言いたいところだが、まずは腹ごしらえからだ」

『久々に光(みつ)の作ったずんだ餅食べたいなぁ』

鶴丸国永
「Aが帰ってきたから、張り切って作ってるぜ」

『え、ほんと！？食べる食べる！』

歌仙兼定
「本丸へ上がる時は土を叩いてね」

……

燭台切光忠
「おかえり、A。さ、ずんだ餅を沢山作ったよ！」

『わぁ…今だったら全部食べれそう』

鶴丸国永
「流石にそれは驚きだが、このあと手合わせだぞ？」

燭台切光忠
「僕もいいかい？」

『もちろん』