呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ29)

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部屋掃除ページ29

たまには部屋の掃除でもするか
　
戸を開けて日差しを入れ、空気を入れ替える

ん？なんだこれ

棚と棚の隙間に、小さな縦長の木箱を見つけた

いつもじゃ、こんな狭い隙間とか見ないからなぁ

だが…

俺こんなの置いたか？

それともAか？

ま、どっちでもいい

気になった俺は蓋を開けた

中に入っていたのは、小さな鈴の付いた白い組紐

持ってみれば、チリンチリンと可愛い音が鳴る

Aのかはわかんねぇが、腕に結びつけてみた

鶴丸国永
「お、似合ってんじゃねぇか(ﾌﾌﾝ)」

燭台切光忠
「何か音がするね。こんなに開けて、掃除するのかい？鶴さん」
　
鶴丸国永
「そのつもりだぜ」

燭台切光忠
「音の正体はその鈴だね。でもそれって、前から付けてた？」

鶴丸国永
「今見つけたんだ。俺は置いた覚えはないから、きっとAだろうと思ってな」

燭台切光忠
「勝手に開けて良かったのかい？Aのことだし…」

　
さーて、掃除すっかー

箒でサッサッと掃く

加州清光
「さっきからなんか音がするな…あれ、鶴丸じゃん。なんか腕に付いてる。それは？」

鶴丸国永
「Aが作ったであろう組紐だぜ？しかも鈴付き(ﾄﾞﾔｧ)」

大和守安定
「す、凄い自慢げ…Aって、ほんと器用だよね」

加州の爪紅を真新しく綺麗に塗ったり

乱の長い髪を洒落っぽく結ってみたり

五虎退の虎たちに、新しいリボンを作ってあげたり

色々と見てきた

鶴丸国永
「(Aの匂いがする…こんなにも寂しいって思ったのは初めてだ…早く帰ってこいよ)よし、ここに来たついでだ、お前ら掃除を手伝ってくれ。そうすればもっと早く終わりそうだからな」

大和守安定
「いいよ。ね？清光」

加州清光
「はいはい」

棚の上を拭いた時

鶴丸国永
「(ｺﾞｯ)痛っ！なんだなんだ？」

何か落ちてきて、頭に当たった

加州清光
「なんだろう…冊子？」

開いてみると、写真が入っている

大和守安定
「これのためだったんだ！」

鶴丸国永
「おいおい、全く話がわからないぜ」

加州清光
「俺もよくわからない。どういうこと？」

大和守曰く

かめらを借りたいとAが言ってきて、かめらを貸した

んで、写真を撮っていたらしい

色んな刀派の刀剣たちが写真に写ってる

大和守安定
「その時話したんだけど、僕たちのことを写真に収めたいって。自分がいつ刀解されたり回収されるかわからいからって」

陸奥守吉行
「お？写真かぁ！」