呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ25)

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決断ページ25

『…ありがとう、三日月』

三日月宗近
「これがお主の何かの決断の元になれば良いな。まぁまた何かあれば遠慮なく相談してくれ」

『…うん。それじゃあ』

三日月と相談して、ある程度考えが纏まった

相談するって大事だな

それを踏まえたうえで、主に話してみよう…

『…主…今少しいいかな？』

……

主に自分の考えをいい、主からも色々と話を聞いた

『…ありがとう、主』

自室へ戻る時

鶴丸国永
「わっ！」

『っ！？び、っくりした…』

鶴丸国永
「ははっ、いい驚きっぷりだったな。主と何か相談か？」

いつもの笑顔で聞いてくる
　
でも今、私の頭の中はあることを真剣に考えてる…
　

『…まぁ…そんなところ』

鶴丸国永
「呪いとかの相談かぁ…なかなか難しいな。なーに、笑う門には福来るって言うじゃねぇか。笑って福を呼び込もうぜ！」

『…福、か』

鶴丸国永
「そうだぜ？難しいことでも、１度心を休めてリラックスすることも大切だしな」

『…リラックス…出来たことないんだけどね。いつも呪いが暴れたらどうしようって考えちゃって…』
　
鶴丸国永
「考えすぎじゃないか？もしかしたら考えすぎて暴れ出すってこともあるかもしれないぜ？」

『…考えてないと、また大和守や加州の時みたいに傷つけちゃったらって…いくら止めればいいって言っても、傷つけたら意味が無いんだよ…鶴は、簡単に言えるよね…呪いとか、何も無いから……っ！』

慌てて鶴の顔を見る

今まで見たことないくらい悲しそうな表情をしていた

鶴丸国永
「…そ、そうだよな…1番苦しいのはAだよな……ごめん…」

『…私も…その……ごめんなさい…言い過ぎた……鶴は私のこと考えてくれて、言ってたのに…』

鶴丸国永
「あ、いや…俺が…」

『…ごめん…』

鶴丸国永
「ちょ、お、おい！A！」

ごめんなさい…

正直何度も何度も思う

何で私、呪いなんかあるんだろうって

それが無ければ、伸び伸びと過ごせるのにって

鶴に酷いこと言った…

いつも励ましてくれてたのに…

さっきの話だって、笑って福を呼ぼうって

呪いに負けないように…

苦しいときもずっと傍にいてくれたのに

自分で突き放した…

私の中で、ある決断をする

私のためにも

皆のためにも

『…決めた』