呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ22)

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報告ページ22

鶴丸国永
「ん…？」

『…あ、鶴起きた。おはよ』

鶴丸国永
「あぁ、おはよう。身体の痛みは大丈夫なのか？」

『…うん。これから主のところ行ってくる』

Aが隊長で出陣したときの報告か

　
鶴丸国永
「朝餉は食ったか？」

『…あ、まだたった…』

鶴丸国永
「主もそんなに急かしてるわけじゃないし、食ってから行けばいい。んで、動けるが傷は完全には治ってないだろ？」

頬に切り傷や、手の甲に擦り傷が見られる

『…このくらいどうってことないよ』

ぱぱっと朝餉を食べ終え、主の元へ行こうとするA

鶴丸国永
「大丈夫だ。俺たち主はどこまでも優しい。怖がることねぇよ」

『…うん』

……

Aさんだ！

そっちは主様のお部屋ですが…

あ！

今剣
「Aさん！」

『…い、今剣……どうしたの？』

声色からして明らかに緊張されてますね

大倶利伽羅
「やっぱりか」

『…え？』

大倶利伽羅
「(鶴丸と)話してるのを聞いた。馴れ合うつもりは無いが、出陣した部隊の1振りとして、共に行ってやる」

Aさんが緊張されてるのを解そうとしてくださってますね

階段を上がって主様のお部屋の前へ

『…き、緊張する』

今剣
「だいじょうぶですよ！ぼくもそばにいます！」

大倶利伽羅
「俺もいるから、大丈夫だ」

『…う、うん…』

主様にぎこちなくとも、しっかり報告するAさん

最後まで報告し終え、戻ろうとすると

Aさんが呼び止められ、僕も呼び止められました

大倶利伽羅さんは燭台切さんのお手伝いがあるから、先に戻るとのこと

『…ぇ…て、手入れを？』

聞けば、Aさんは治りが遅く

自分のせいで主様に負担をかけないように、僕たちを優先した

そのことをAさんが主様に伝える

『…もし…主の身に何かあったら…』

今剣
「Aさん、だいじょうぶです！あるじさまのていれしてもらいましょう。ぼくもそばにいます！」

Aさんはゆっくりと本体を主様に差し出した

前に傷を負った時は、主様の霊力が込められた手入れ道具を使ったと聞きましたが

次第に緊張や表情が解れていくAさん

『…す、凄い…これが主の霊力…』

今剣
「どうですか？」

『…とても…心地良い』

少しすれば傷が消え、次からは遠慮せず手入れ受けるよう主様から言われるAさん

『…ぁ、えと…手入れ、ありがとうございます…主』

今剣
「Aさん！かくれんぼしましょう！」

『…うん。いいよ』