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今剣
「あ、あしたいこう…ですか？」
『…今剣たちを手入れして、少なからず主は霊力を消費してるからさ…私のことはいいの…ごめん、疲れたから寝るね』
今剣
「あ…」
布団を被り、今剣に背を向けたA
こりゃ今は寝させるのが1番だな
鶴丸国永
「すまねぇな、今剣。今は寝させてやってくれ」
今剣
「…わかりました」
明石国行
「主はんは、いつでも来てくれと言ってましたで」
蛍丸
「Aさんが行かないこと、伝えてくるね」
鶴丸国永
「おう、ありがとな」
大倶利伽羅
「光忠が夕餉の用意できてると言ってるぞ」
鶴丸国永
「わかった。A、行ってくるからな」
……
ふぅー、たらふく食ったぜ
Aの分を分けてくれていた光坊
いつでも起きて食えるように、部屋の机に置いておく
『……ふぅぁ〜…』
鶴丸国永
「起きたか？」
『……うん…あ、鶴。出陣の報告って…』
鶴丸国永
「あぁ、隊長の役目だな」
『……だ、だよね…』
鶴丸国永
「俺も着いてってやるよ」
『…い、いや…大丈夫…光の夕餉だ。食べちゃお、いただきます…』
鶴丸国永
「……」
『…あ、美味しい…しっかり味染み込んでる…これも…凄い…』
鶴丸国永
「……」
『…ん、鶴？』
鶴丸国永
「どうした？」
『…いや、こっちの台詞なんたけど……凄い視線感じて…』
美味そうに食べるのを見てることも悪くないな
『…もう…夜』
鶴丸国永
「俺は風呂入ってくるぞ。その後入ってこい」
『…うん』
……
風呂上がり
Aを呼ぼうと部屋へ向かう
鶴丸国永
「おーい、風呂入…お、おい！A！」
包帯の巻かれてる黒い腕を抑えながら、蹲っていた
息が荒い
鶴丸国永
「痛むか？」
『…凄く…痛い……く、苦しぃ……ぅ…』
こういう時…ほんと、どうすりゃいい
何もできないのが1番の苦痛なんだ…
ただ、Aの背中を擦ったり声を掛けるしかない
『…ふぅ…風呂入ってくるね…』
鶴丸国永
「大丈夫なのか？俺が『大丈夫だから』…わかった」
部屋を出て風呂場へ向かうAを見送った
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作者名：ミライ | 作成日時：2024年1月5日 20時
