呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ3)

今日:32 hit、昨日:12 hit、合計:6,994 hit

名前ページ3

『…目。…腕』

燭台切光忠
「え？」

大倶利伽羅
「？」

鶴丸国永
「わかったぜ。光坊の眼帯と伽羅坊の腕の龍のことだな」

燭台切光忠
「そういうことなんだね。僕は燭台切光忠、でこっちが伽羅ちゃんこと」

大倶利伽羅
「大倶利伽羅だ。あんたは」

『……？』

大倶利伽羅
「名前は」

『…名前？』

おいおい、まさかとは思ったが…

名もなき刀、なんてあるもんなんだな

鶴丸国永
「じゃあ…A。で、どうだ？」

燭台切光忠
「A？」

鶴丸国永
「名前が無いなら、名付ければいいってことだ。な？A」

『…A……わかった』

俺とは真反対の黒い袴

その袴にもよく映える銀髪と赤い瞳

けど、巻かれてる包帯が痛々しい気もするなぁ…

鶴丸国永
「さ、ここが俺たちの部屋だ…と言いたいところだが、Aは女士なんだよな」

『…別にいい』

同じ部屋でも着替えれるように、柵みたいなもんを頼むか

鶴丸国永
「こっちが厨、そっちが風呂場。んでここが中庭だ」

『…花』

大倶利伽羅
「好きなのか」

答えはしないが、じーっと見つめたまま

五虎退
「あ…！と、虎くん！」

五虎退の虎がAの前に現れ、互いに見合う

『…虎。ぇ…な、何…』

足に擦り寄る虎に少々驚いてる

燭台切光忠
「もうすぐ夕餉の時間だから、準備してくるよ」

光坊は厨に向かった

俺たちの部屋に戻り、聞きたかったことを話す

鶴丸国永
「よし。Aはどんな刀なのか教えてくれ」