呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ19)

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帰還ページ19

明石国行
「はぁ……はぁ……もう終わりでええか…？」

『…ほとんどいなくなった。皆、大丈夫…？』

大倶利伽羅
「あぁ」
　
蛍丸
「僕も大丈夫」

皆さん、中傷

僕は、重傷寸前…

『…皆が折れずにいてくれてよかった。帰ろう…』

Aさんは、もうヘロヘロ

僕が動けなくなってしまって、Aさんが守りながら戦ってくれたんです…

傷ついて傷ついて、僕も戦いますって何度言っても

『動くな』って言われて…

気迫から、言うことを聞くしかなくて…

今剣
「Aさん！はやくかえって、あるじさまのていれをうけましょう」

早くしないと、このままだとAさん…倒れちゃいます…！

ゲートを開いてもらい、帰還と思ったら

『！』

今剣
「Aさん？早くゲートに！」

『…先に行ってて…っ！』

消えたはずなのに、また現れた時間遡行軍の短刀や太刀

　
明石国行
「はよ、こっちに！」

蛍丸
「早く！」

『…すぐ行くから…！』

目にも止まらぬ速さで、斬り刻んでいくAさん

ふらっ…と身体が振らついた時でした

　
『…！……ぅっ…』

今剣
「Aさん！！」

大倶利伽羅
「このまま引っ張り入れるぞ！」

再度出現した時間遡行軍と対峙してた時間はほんの一瞬

振らついた瞬間に、時間遡行軍がAさんの肩に短刀を突き刺したんです

刺されても刀を振り、時間遡行軍を殲滅させたAさんは

大倶利伽羅さんが無理矢理にでもゲートに引っ張り入れたことで、本丸に戻ってきました

……

何やら騒がしいなぁ

Aたちが帰ってきたのか？

隊長、よく頑張ったなって褒めてやるぜ！

今剣の戦闘服を視界に捉えた

鶴丸国永
「おーい！A…」

今剣
「Aさん！しっかりしてください！」

地面に倒れ込んでるAの肩に、短刀が突き刺さっていた

Aがこちらに気づく

『…っ…る』

ふらふらな足取りで立ち上がり、歩いてくる

見てわかる、重傷だ

そんなボロボロで…

鶴丸国永
「む、無理すんじゃねぇ！」
　
『…鶴……ゎ、たし…頑張っ、た…ょ……折れ…ずに……皆、を…』

鶴丸国永
「わかったから！今はもう喋んな！」

あと少し無理をさせたら完全に折れる

今剣たちも一緒に、急いで手入れ部屋へ連れて行く

今剣
「…さきにAさんを」

鶴丸国永
「あぁ、わかった」