呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ18)

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転送先は、雪が降っていましまた

明石国行
「寒いと思ったら、雪やったんですなぁ」

蛍丸
「時間遡行軍はどこだろう…」

『！…皆、戦闘態勢。周囲の森の中に時間遡行軍の反応ある…』

今剣
「はい！」

大倶利伽羅
「どこから来る…」

僕たちを取り囲んでいるのか

僕たちがその中に入ってしまったのかはわかりません

『…かなりの数がいる。前に3振り、後ろに2振りで分かれて…無理だと判断したらすぐに引いて』

僕とAさんと明石さん

大倶利伽羅さんと蛍丸さんに分かれて、一斉に走り出す

『…叩き斬る…！』

Aさんから放たれる一撃一撃はとても重く感じて

斬られた時間遡行軍が凄い叫び声をあげていくんです…

凄いっていうか…ちょっと怖いというか…

『…ぃっ！』

今剣
「Aさん！」

明石国行
「無理したらあかん。少し下がっとき」

『…でも』

明石国行
「ええから」

明石さんが引きつけてくださってる間に、Aさんの傷を見ます

思ったよりも、大きな傷ですね…

今剣
「やすんでてください、ぼくがたたかいます」

『…それは無理…1振りが欠けるだけで、戦力はかなり落ちる…大丈夫。この戦いは持久戦になると思う…だから、私のことはいい…今剣自身のことを考えて…折れないで』

今剣
「それはAさんにもです！ぼくは、あなたをまもりながらたたかいます！」

……

雪で足が取られる上に、時間遡行軍の数の多さ

少し傷が増えてきちゃいました…

『…今剣、早く下がって…！』

今剣
「だ、だいじょうぶ…です…！……っ！？」

目の前に僕の何倍もの大きさの時間遡行軍

太刀を振り上げる

耐えれたとしても重傷寸前までいってしまうかも…

覚悟したとき

目の前を風のように通り過ぎる何か

そして、時間遡行軍は真っ二つ

Aさんだ

所々包帯が切られ、黒ずんだ腕が露わになってる

身体中に傷を負ってるにも関わらず、あの速さ

あんな大きな刀を軽々と振って
　

明石国行
「す、凄い速さやな…」

『…あと少し。気を抜かないで』

今剣
「はい！」