呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ16)

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海(訂正) ページ16

作者より
「時系列がバラバラ気味かも…
夏に近いです、簡単に言えば！」

鶴丸国永
「やっぱ海は最高だなー！」
　
『…つ、鶴…待って…』

男士は主に海パン

んで、Aは主が作った涼しげのワンピース

鶴丸国永
「似合ってんな」

『…ぅ…は、恥ずかしい…こんな服着たことない…』

乱藤四郎
「わぁ！Aさん、可愛い！」

鯰尾藤四郎
「本当ですね！骨喰、Aさん見てよ！」

骨喰藤四郎
「あぁ。似合ってる」

ザザーっと、打ち寄せる波がAの足に触れる

『…！冷たっ…』

鶴丸国永
「海は初めてか？」
　
『…うん、こんなに広いんだね』

三日月宗近
「今日は綺麗な青空が見えるな」

『…綺麗な空』

潜れるように、ゴーグルかける
　
水から顔を出し手を振ると、それに気づいたAが手を振り返してくれる

パラソルの下でゆったり過ごす刀剣も入れば、ビーチバレーをする刀剣もいる

Aは波打ち際で足をパシャパシャさせて、遊んでいた

『…いでっ…』

髭切
「ごめんごめん、ボールが当たっちゃったね。ビーチバレーなんだけど、一緒にやるかい？」

『…でも、私の服これだから…見てる』

少しして砂浜へ上がると

Aは、パラソルの下で鶯丸からもらった茶を飲んでいた

『…鶴、おかえり』

鶴丸国永
「おう」

……

『…海楽しかった。また行きたい』

鶴丸国永
「お、また行きたいって言ってくれて俺も嬉しいぜ。次は泳ごうな」

『…うん』

その日の夜だ

いつも布団を隣り合わせで寝てるが

Aの姿がなく、布団だけがあった

鶴丸国永
「(！A！？)」

大慌てで部屋から出ようと起きるが

外から声がした

『…私……本当にここに居ていいのかな』

周囲の声はしない

A1人か

『…主も…皆も…あんなふうに言ってたけど…内心、違うんじゃないかって…』

鶴丸国永
「……」

『…私は元々どんな刀だったのか、どう使われていたのか…本来の在り方を知りたい…』

呪われた刀と言われる前の、本来の刀か…

『…いつまた呪いが暴れ出すかもわからない…凄く怖い……でも、くよくよするのは良くないよね…刀のままなら諦めてたけど…こうやって刀剣女士になれたんだから…歴史を守りながら、私の在り方を模索する…』

鶴丸国永
「(そんなふうに考えてたんだな)」

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