呪われし刀剣女士【刀剣乱舞】 (ページ12)

今日:68 hit、昨日:12 hit、合計:7,030 hit

長谷部ページ12

昼餉を食べ終えると、主に呼び出される

『…どっか行くの？』

鶴丸国永
「急遽出陣することになってな。なーに、この俺にかかれば楽勝だ。無傷で帰ってきてやるさ」

『…わかった。気をつけてね』

……

帰ってきたが、Aの姿が見えない

燭台切光忠
「おかえり、鶴さん」

鶴丸国永
「光坊、Aを見てないか？」

燭台切光忠
「さっきまで部屋の掃除をするって言ってたけど…」

てことは、部屋か

鶴丸国永
「A、居るか?」

返事がない

だが、多分中に居るだろう

鶴丸国永
「入るぜ」

中に入ると、部屋の隅で蹲っていた

ずうぅぅん…って感じで

鶴丸国永
「何かあったか？」

いつもと違うな

このくらいは俺でもわかる

『……』

廊下の方から声が聞こえてくる

大和守安定
「ほら、早く」
　
加州清光
「長谷部ってば」

加州に…大和守に…長谷部？

Aは俺の後ろに隠れるように立つ

…何かあったな

鶴丸国永
「長谷部がいるのか？」

へし切長谷部
「鶴丸か。…A…すまなかった」

聞けば、

掃除中のAに

「お前は呪われた刀、らしいな。主お世話係の俺が言っておく。もしお前の呪いで主に何かあればただじゃおかない。覚えておけ」

と、言ったらしい

鶴丸国永
「あのなぁ、あまり不安にさせるようなことを言うなよな？A、何かありゃ俺に言え？ごめんな、1人にさせちまってよ」

加州清光
「長谷部は時々言い過ぎなところあるもんね」

へし切長谷部
「……」

大和守安定
「ほんとほんと。あ、そうだ！A、手合わせしようよ！」

『…大和守と？』

大和守安定
「清光も！ほら、行こ！」

3振りが稽古場へ

鶴丸国永
「皆に被害が及ぶことになるのなら、主に折ってもらうようお願いするとも言ってるんだ。自分の呪いで誰かが傷つくのは嫌だって」

へし切長谷部
「…少し言動を改めなければな」

鶴丸国永
「特に、Aにはな。俺がいることを忘れんなよ？」

さーて、稽古場へ行くか