刀剣たちの愛が重すぎる【刀剣乱舞】【鬼滅の刃】

葛藤 ページ43

……

もし、知ったら…

主はどう思うんだろう…


大和守安定
「清光」

加州清光
「安定、どうしたの？」


あれからすっかり日が暮れ、夜になった

部屋に戻って寝てるだろうと思ってた安定が、主の部屋に来た


大和守安定
「薬研の薬は速効だから、明日の朝には良くなってるといいね」

加州清光
「…うん」

『ん……むい…ちろ…』


主が寝言で、あの人の名前を呼んだ


加州清光
「……」

大和守安定
「紙飛行機楽しかったよね。またやりたいな〜」

加州清光
「…そうだね……あ、ゆたんぽ…新しくして来るね」


……


熱湯を沸かす

…正直実感湧かない

まさか…

けど、主にとっては大切な人なのに…

なんで伝えたらいいんだ…


大和守安定
「お湯沸いてるよ」


ぼーっとしてた…


大和守安定
「どうかした？」

加州清光
「…実はさ」


……


大和守安定
「…嘘」

加州清光
「…嘘じゃないんだ…俺だって信じたくない…」

大和守安定
「…主に伝えなきゃいけないけど……だから清光元気無かったんだね」


ゆたんぽにお湯を入れて、主の部屋へ


加州清光
「ゆたんぽ持ってきたよ」

『…ん、ありがとう…』


寝ぼけてる

鬼殺隊にいた時は、苦しく辛い思いをしてきた主

ここに来た当初は、ピリピリしてたことがあったけど

辞めて解放されて、笑顔が増えてきて嬉しかった

…話たらどんなに悲しむか


『ん？加州、どうしたの？』

加州清光
「あ、いや…ほら、暖かくして寝るんだよ」

『わかった。加州も大和守も休みなよ？』

大和守安定
「ありがとう、主。清光は連れてくよ」


安定に連れてかれ自室に戻ってきた


大和守安定
「…清光の気持ち…わかるよ。言えるわけ無い…」

加州清光
「でも、伝えなきゃいけない…伝えずにいるのは絶対だめだから…」


俺も安定も葛藤する中、主に休むよう言われたので布団に入った

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