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命日 ページ30

『今日は私用で出かけるけど、何振りか一緒に来る?』


そう聞くや、ほとんどの刀剣たちが返事をした

そうだ、私はこの中から何振りかを選ばなければならないんだ…


髭切
「僕たちは決まりだよね」

膝丸
「前に俺らを護衛にしてくれると聞いたからな」

加州清光
「はぁ!?ズルいんだけど!」

へし切長谷部
「主!この長谷部、主を必ずやお守り致します!」

大和守安定
「僕も!」

今剣
「いまはあるじさまのまもりがたなとして、おまもりします!」


私としては、あまり出掛けてない刀剣を連れて行きたい

選んだ刀剣は…


……


刀を袴の腰にさし、やってきた場所


歌仙兼定
「ここが主の住んでいた地域なのかい?」

『うん。山の中なの』


歌仙を連れてきた

皆が口々に自分も行きたい、俺も、僕もと言い寄ってくるから

ここに来るのが夕方になってしまった

でも、皆がそう言ってくれて凄く嬉しかった

で、誰にしようか悩んでた時、洗濯物を取り込んできた歌仙に会い、連れてきたってわけ


髭切
「何だか、不思議な場所だね」

膝丸
「兄者の言う通りだ。心が落ち着くような」

『皆にも伝わってるんだ…。わからないけど、何かここら辺、とても落ち着くんだよね』


……


そう言って主はどこかへ歩いていく

ついて行くと、夕焼けに照らされた何かがある

これは…


『私の…家族……今日は私の家族の命日なの』

歌仙兼定
「…4つあるね。ご両親のと…主の兄妹かい?」

『うん、妹と弟。一瞬で家族が居なくなっちゃってさ…私も鬼に襲われて生死を彷徨ったな…』

髭切
「ここに来る前に小さい箒や、花を探してたのはこの為だったんだね」

『そう』


綺麗に土の汚れや落ち葉をはらう

主が花を置いて手を合わせたのを見て、僕たちも手を合わせる


歌仙兼定
「!」

膝丸
「(コソッ)兄者、前」

髭切
「ほんとだね」


主を優しく見守るように立つ4つの気配

僕たちは感じる、この人たちが主の家族だと

きっと、主のことが心配で見に来たのかもしれないし

それ以外の理由もあるだろう


『皆、ありがとう。帰ろう』


また来るねと呟いた

その時、主の腕が何者かによって斬られ

鮮血が飛び散った

霞と蝶→←。



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(プロフ) - その悪女が、夢主主さんの本丸に見習いに来て悪事をしそうだ (5月8日 11時) (レス) id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - こだぬきさん» コメントありがとうございます!最後までご愛読していただきありがとうございました! (3月9日 18時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - 完結お疲れ様でした、主人公さんが幸せになれて本当に良かったです…! (3月9日 8時) (レス) id: df107beb4b (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - 信乃さん» コメントありがとうございます! (1月1日 16時) (レス) id: 17218a0b9e (このIDを非表示/違反報告)
信乃 - お話が最後すぎて続きがくそ楽しみです!続きまってるので頑張ってください!!! (1月1日 16時) (レス) id: 5a5da0008a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2023年11月26日 16時

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