刀剣たちの愛が重すぎる【刀剣乱舞】【鬼滅の刃】

。 ページ27

物凄い衝撃が辺りを走る


三日月宗近
「主か。すまんな…じじいにはちと堪える…」

『いいの、三日月。折れずに居てくれたから。さ、行って。石切丸、三日月の護衛をお願い。貴方も無理しないでね』

石切丸
「わかったよ」


遠くで見える

主が三日月たちを時間遡行軍から守ったと


大和守安定
「強いね、主」

加州清光
「俺達も負けてらんないね」

今剣
「っ…！うはっ…！」

大和守安定
「くそっ！」

加州清光
「今剣！」


時間遡行軍によって飛ばされた今剣を助けに行こうにも、何体もの時間遡行軍に阻まれる

こ、これじゃあ…今剣がっ！


今剣
「加州さん…！大和守さん…！ぼ、ぼくはだいじょうぶですから…！」


そう言う重傷1歩手前の今剣の周囲を時間遡行軍が取り囲んでいく

この数を俺と安定では…

でもやらないと…！

その時だった


『雷の舞、雷鳴』


幾つもの雷が鳴り響き、目の前の時間遡行軍が消える


今剣
「あ、るじ…さま…！」

『よく頑張ったね、今剣。下がってなさい』

今剣
「で、でも！」

加州清光
「！」


今剣の視線は主の腕

いつ怪我したかはわからないけど、血が垂れてる


『大丈夫』


次の瞬間、物凄い呼吸音が聞こえ天気が崩れる


『嵐の呼吸、嵐の舞！』


雨が降り、風が吹き荒れ、雷が鳴る

これが主の本気…

え、でも待って…その呼吸って…！


『(足に腕に肩に…傷が裂けていく……でも大丈夫、あと少し！)』


次々と時間遡行軍を倒していく主

そして、天気が収まり雲間から太陽が顔を出した時

全ての時間遡行軍が消え去った

主が足を引きずりながら、こっちに歩いてくる


『薬研、刀ありがとう』

薬研藤四郎
「…あぁ。大将、その怪我放って置くとまずいぜ」

加州清光
「何で使ったの！自分への負荷があるって言ってたのに！？」

『…皆を守るために、使うことは惜しまないからさ。守れてよかったよ。手入れするから、手入れ部屋に来て』

薬研藤四郎
「それよりも主の怪我の手当が優先だ」

『皆も重傷に近いのに…』

今剣
「あるじさま、ぼくはだいじょうぶです！あるじさまのおけがをはやくてあてしましょう！」

加州清光
「…早く手当するからこっち来て。抵抗しても無駄だよ」

『……うぅ……わ、わかったよ』


俺の気迫(圧)に折れたのか、すんなりとわかったと言ってくれた


『あ、ここで霊力をフルで使って本丸を直すのと同時に…』

加州清光
「言うと思ったけどダメ！！！」

見張り→←襲撃

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す