不死川兄弟とご近所付き合いしてみませんか？

お隣さんと散歩 ページ6

休日の朝

早起きは三文の徳って言うっしょ

顔を洗って、洗濯機を回す

せっかく晴れてるし、散歩にでも行こうかしら

動きやすい格好に着替え、靴を履く

玄関を出て


「『あ』」


え、一昨日から何回お隣さんと会ってるんだろ


実弥
「おはようございます。すんごい頻度ですね笑」

『私もびっくりです。散歩ですか？』

実弥
「そうですね。最近の日課なんです」

『それはそれは。お気をつけて』

実弥
「もしかして、夜咲さんもですか？なら、一緒にどうです？」


ここで、まさかのお誘い

せっかくだし


実弥
「あ、ここ。新しいパン屋できたんだ。今度買いに来よ。あー、ここもう無くなったんだなぁ」

『ふふっ』

実弥
「今、笑いました？」

『いや、面白いなーって』

実弥
「いつもじゃ見られない発見とかあって楽しいんですよ、散歩って。あ、昨日はジンジャーエールありがとうございました。あれ、手作りなんですか？めちゃめちゃ美味しくて」

『手作りなんですよ。好きでよく作るんです。おはぎもありがとうございました。すんごく美味しかったです。あれが手作りだとは思えないほどで』

実弥
「いやいやそんな、ありがとうございます」


他愛もない話をしながら、あっという間にマンションの部屋の前


実弥
「また散歩時間合えば行きませんか？」

『え、いいんですか？』

実弥
「もちろんですよ。楽しかったですし」

『いいですよ。また時間が合えば』


……


いや、時間合えばって言うけど

お隣さんに高頻度で合ってるんだよなぁ…

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