お隣さんに助けられる(タイトル変更) ページ21
『お疲れ様でした』
仕事が終わり、明日は休み
休みは実弥さん兄弟と鍋パの約束がある
楽しみ楽しみ
『仕事終わったよ』
実弥
「お疲れ様。鍋の具材何がいいかな？」
『野菜マシマシにしてみる？』
実弥
「いいね。肉団子も大量に入れるか」
『でも、明日じゃなかったっけ？』
実弥
「ついでに買い出しに来てるからな。今日買っとけば明日楽だし」
『そうだね』
実弥
「あ、おはぎ特売日だって。買っとく？」
『後で返すから、3パック買ってもらえる？』
実弥
「わかった。返すとかいいよ。俺の奢りだ」
まじで返そうと思ってたのに、おはぎを買ってもらっちゃった私
感謝しないとね
電車に乗りマンションの最寄り駅に着く
『あ、実弥さん、居た』
向こうもこちらに気づいたようで手を振り近づいてくる
スーパーからの帰りで、袋持ってる
私もう1つ持ちますって言おうとした
どんどん実弥さんの顔が険しいものに変わっていく
何かを伝え…え？
背後から衝撃
う、動けない
全身から力が抜けていくような、変な感覚
周囲からは悲鳴が聞こえてくる
血の気が引いていく
なに、これ…
つーっと何かが背中を伝ってく感覚
た、てない…
実弥
「Aさん！」
袋と鞄をほっぽって、一目散に私に駆け寄ってくる実弥さん
何が起きたの…
『さ、さね…な、にが……』
実弥
「今は喋るな！止血が先だ！そこのあんた！救急車を呼んでくれ！」
「わかった！」
実弥
「どなたか医療関係の方居ませんか！」
「はい！私わかります！」
「俺も！」
何が起きてるのか頭が追いつかない
「おらっ、動くな！」
「駅員さん！この人です！」
「警察に通報を！」
意識を失う直前、実弥さんが涙を浮かべたような顔をしていた気が…
……
『背中を刺された？』
実弥
「ちょうどAさんの真後ろからで…ごめん、もっと早く気づいていれば…」
『大丈夫。実弥さんの声掛けのおかげで、重症にならなくて済んでるから』
実弥
「けど、鍋パはお預けだな…」
『退院したらやらない？てか、やろうよ』
実弥
「わかったわかった」
実弥さんが凄く兄貴気質溢れてる
そのおかげで重症にならず助かってるし
感謝しかないよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミライ(プロフ) - 鯛焼きちゃんさん» ありがとうございます！そう言ってただけで嬉しいです！ (2022年10月28日 16時) (
レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
鯛焼きちゃん - コメント失礼します。程よいスピード感あって、この作品本当に大好きです！更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年10月28日 16時) (レス) @page16 id: 3ef60188c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミライ | 作成日時：2022年10月21日 18時
