暗殺の月柱２【鬼滅の刃】【暗殺教室】

安堵 ページ8

糸成
「この力も…この兄弟設定も…もう飽きた」


今まで持っていた力を俺は失った

まだ何かもやもやしてる

何だこのもやもや…


渚
「そう言えば、月宮さんは？」

茅野
「渚、さっきまで一緒じゃなかったっけ？」

渚
「うん、途中で別れて……！？殺せんせー！」

殺せんせー
「えぇ。急いで探しましょう。見つけた人は先生まで連絡してください！」


みんなどっか行った


寺坂
「おい。てめぇはここにいろ」


俺だけ残った


糸成
「月宮って…あの女か…？」


さっき火傷だらけの身体で俺を助けようとした…

少しだけ俺も探す…か

けど、連絡する手段が無い…

でも、見つけないと…

ん？


糸成
「水…？」


不自然に浮く水の球体のようなものを見つけた

中には


『……がはっ……ごほっ…』

糸成
「！」


多分こいつをみんな探してるはず

助けようと手を伸ばし、水の中に手を入れるも


糸成
「！？」


水圧が強く手が痛い


糸成
「おい……おい！！」


動かなくなってく…

まずい…溺れてく…

急がないと…！


殺せんせー
「糸成くん！よく見つけてくれました！」

糸成
「は、早くしねぇと…こいつが…」

殺せんせー
「先生に任せてください」


何かしようとした途端

水の球体のようなものが消え、どさりと地面に落ちた


殺せんせー
「月宮さん！しっかりなさって！」


こいつの声に反応するように他の奴らも来た


前原
「う、そだろ…月宮！」

片岡
「しっかりして！月宮さん！」

殺せんせー
「まだ微かに鼓動が聞こえます。先生蘇生装置を探してきますので、月宮さんから目を離さないでください！」


こいつ(殺せんせー)の近くにいた俺がこいつを…月宮ってやつを…


糸成
「(こんな大怪我で…俺を…)」


…わからない

こいつがこのまま目を開けないのが物凄く嫌だ


糸成
「起きろ……起きろよ…」


肩を揺さぶる


糸成
「起きろって！」

『……かはっ…！』

糸成
「！」


こいつの口から少しの水が飛び出た

咳き込むこいつの背中を…や、優しくさする


殺せんせー
「にゅ？月宮さん！？良かったぁぁ…」

『…せん、せ……はぁ……あ、い、とな…くん……良かった…』

糸成
「……」


安堵してる自分がいる…


糸成
「もっと早く起きろ…」

『…ごめん。糸成くん…無事で、良かった…』

糸成
「……」


そんな顔で俺を見るな…

なんかこう…変なんだよ…

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