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心配なんだ(訂) ページ4

叫び声に導かれるように走って行くと



宇髄
「まじかよ…」

不死川
「嘘だろ…」



さっきの遊郭が襲われていたのだった



宇髄
「お、おい!不死川!」



俺は何を思ったのか無我夢中で崩れ掛けの遊郭の中に入った



不死川
「舞雅ー!何処だァー!」



あいつを探し続ける

1番奥の部屋に向かう途中には、見るも無残な光景が幾つもあった

あいつだけでも…!

バン!



不死川
「舞雅!!」



見つけた、が……

身体の至るところから出血しており、瓦礫の下敷きになっていた

俺に気づいたのか、精一杯の笑顔を見せる



『しな……ず、がわ…様……』

不死川
「喋んなァ!」



瓦礫を何とか退かしたところ

特に足に負担がかかっていた、見たところ骨折かもしれない

呼吸がおかしいことに気づいた



不死川
「は……?」



胸のあたりを見て、ゾッとした

瓦礫の1部が胸元に突き刺さっていたのだ

逆に意識が飛ばないのが凄い



不死川
「抜くと出血が酷くなる……このまま屋敷に運ぶぞ」

『し、な……』

不死川
「黙ってろォ!絶対助けてやっからァ!」



細心の注意を払いながら、遊郭を出た

唯一生き残っていたのは、舞雅だけだったようだ



宇髄
「不死川。鬼は全部斬った。その子だけか…早く屋敷に連れてってやらねぇと」

不死川
「悪ィ」



できるだけ揺らさないように抱える



『し、しな…ず………がわ…さ、ま………』

不死川
「必ず助けてやるからなァ。もう少しの辛抱だァ」

『……』

不死川
「まずい…宇髄、とばすぞ」



……



蝶屋敷に舞雅を連れてきた

胡蝶が驚いた表情を見せたのは言うまでもない



胡蝶
「すぐに治療します」

不死川
「あァ。頼んだ」



……



胡蝶
「ふぅ…あら、不死川さん。ずっといらしたんですか?」

不死川
「悪ィかよ…」

胡蝶
「右足は踝、足首あたりの骨折。左足はひざの複雑骨折だと思われます。あと胸元に刺さっていた瓦礫の破片がかなり深かったため…」

不死川
「そうなのか…会えるか?」

胡蝶
「今はまだ眠ってらっしゃいます」

不死川
「それでもいい」



胡蝶に案内されて部屋に入ると

そこにはごく普通の女性が眠っていた

心配なんだ…

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ミライ(プロフ) - ショゴマルさん» こちらこそ!ありがとうございました! (2020年3月23日 18時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
ショゴマル(プロフ) - また素敵なお話ありがとうございました! (2020年3月23日 17時) (レス) id: 173ce9f96c (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» 了解です!ありがとうございます!実弥様と夢主での鑑賞会的な感じでよろしいでしょうか?現パロ的な感じでしょうか?何かありますかね? (2020年3月22日 22時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 私ももう1つリクエストお願いします(>_<)アラジンを一緒に観賞したいです♪コロナウイルスの影響でバイトがなくてアラジンをレンタルして見てたら憧れましたが、大正時代だと映画はなさそうですね…小説を一緒に読む感じでお願いします(^^) (2020年3月22日 22時) (レス) id: 75f0f5ff0e (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あすみさん» コメントありがとうございます!そうですねww (2020年3月22日 19時) (レス) id: ea2ac79fdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミライ | 作成日時:2020年3月7日 1時

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