遊郭の女性と風柱【鬼滅の刃】【不死川実弥】

命令 ページ25

「持ってきました！」

『ありがとうございます』



実弥様にお声をかける



『実弥様。わかりますか？私です。舞雅Aです』

不死川
「……ぁ……ぅ…っ…」



かなり毒の回りが早い…

厄介な鬼もいるのですね…



『実弥様。お身体を起こしますね。その傷から毒が入った可能性が高いため、押し出して洗い流します。胡蝶様！解毒剤を』



傷口の毒でも洗い流したい

包帯を外すと、ドクドクと流れ出る血

桶の水をかける



不死川
「う"っ！？」

『我慢です。少しでも毒を出さないと』



……



『胡蝶様…容態は…』

胡蝶
「Aさんの判断が早かったおかげで、腕の傷は化膿の心配もありません。ありがとうございました」

『いえ…よかったです』

胡蝶
「不死川さん。気づかれましたか？」



私と目が合うと、手を引っ張ってきた



『さ、実弥様？』

不死川
「ありがとなァ…ありがとぅ…」

『……はい』



トクトクと鼓動が早くなる

実弥様にこうして、抱きしめてもらっていると

こんなにも落ち着くんだ…

え？

私…

ううん、違う

私はただの世話係



『私はお屋敷に帰りますね』

不死川
「Aもここにいろォ。胡蝶」

胡蝶
「はいはい」



え？



不死川
「命令だァ。離れたくねぇからよォ…」



そうやって、顔を赤くして言う言葉が…

物凄く、刺さるのですが…

悪化→←子供？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す