遊郭の女性と風柱【鬼滅の刃】【不死川実弥】

深夜(訂) ページ14

『よいしょ…こらしょ…ふぅ』



Aが部屋から布団を持ってきた

まぁ、俺がお願いしたことだしなァ



『献立を考えてきますので、先にお休みください』

不死川
「あ、あァ」



本当は寝る時に、おやすみって言って…

Aの寝顔見て…

おっと、いけねェ…



不死川
「寝るかァ」



……



パチ…

深夜、目が覚めた

寝れねぇなァ…

隣を見た

居るはずのAが居ない

ましてや布団は綺麗なまま、つまり寝ていないということになる…



不死川
「？」



ドサッ…サササッ…スサー…

どこからが音が聞こえる

台所に行ってもAは居なかった

音を頼りに、来たところは



不死川
「俺の部屋の隣の隣じゃねぇかァ」



襖を少しだけ開けて中を見た



不死川
「！」



中では

俺が買った真新しい着物を軽く羽織り、手は扇を持つ手つきで、舞っていたのだ

俺が見たいって言ったから…

足が縺れやすくなってしまったため、舞っては躓き、舞っては躓きの繰り返し

こんな深夜に練習してたとは…

ギシィ…



不死川
「！？」

『？…誰かおられるのですか？』



ここは…素直に



不死川
「悪ぃなァ…起きちまって…」

『不死川様。起こしてしまいましたか？申し訳ありません』

不死川
「気にすんなァ。何してたんだ？」

『…れ、練習です。舞の』

不死川
「見てってもいいかァ？」

『練習段階で上手く出来ないのですが、それでも宜しければ、どうぞ』



練習段階であったとしても、その動きは滑らかで美しかった



『あっ…！』

不死川
「っと…大丈夫かァ？」

『お、お手を煩わせてしまいすみません。ありがとうございます』



〜〜〜〜



まだまだだ…

もっと練習しなければ…



『？』



カクンカクンと、胡座をかいて頬杖をついたまま寝ていた不死川様

思いました…

不死川様のお顔って…

目が大きくて…

童顔な気がします…

誠に失礼ですが……可愛いです←



『お疲れなのに…』



おそばに行って隣に座り、優しく肩を私の方へ引き寄せると

コテンと倒れ、膝枕状態になった

着ていた着物を不死川様に掛ける

舞う時のためにと、買ってくださったのだ



『おやすみくださいな』



〜〜〜〜



やべェ…

動けねぇ…

鼓動…少しは静まれよォ！

ドキンドキンいってやがる…

うるせぇ！！！

ちらっと、上を見ると

俺に膝枕をしたまま、その姿勢のまま寝ていた



不死川
「このまま甘えるかァ」

熱→←共に部屋で

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