不思議な共同生活！〈フィッシャーズ〉

イーブイ dm ページ20

ダーマ
「はぁ…」



満員電車に揺られて

最寄り駅に着く

ギュウギュウな車内から出るも

改札へ向かう人でごった返す駅

階段を降りて帰路に着く

やっと、着いた



ダーマ
「疲れた…」



なんか今日は一段と疲れた

仕事でのことが山のように重なって…

気合いで頑張ってるようなもん

重い足を引き摺って帰る

ガチャっと鍵を開けると

中から聞こえる軽快な足音

バッ！とドアを開けると

ブワッ！と疲れが吹き飛んだ

何故かって？



ダーマ
「ただいま！イーブイ！」



鞄を置いて両手を広げれば

俺の胸に飛び込んでくるイーブイ

可愛くて可愛くて



ダーマ
「聞いてくれよ…今日な？」



鞄を持ち、靴を脱ぎ、リビングへ

仕事の愚痴だったりを聞いてくれる



ダーマ
「もうさ〜、今日ほんとに疲れた…明日仕事行きたくねぇよぉ〜…あ！そうだ…」



……



よし！有給を取ったり！w

ひとまず都会から離れて

自然の空気を吸いに行きたい



ダーマ
「明日、出掛けよう！」



目を輝かせて鳴き声を上げたイーブイ



次の日

まぁ、ハイキングだな

1人じゃないもん

イーブイがいるから

車に乗って



ダーマ
「出発ー！」



助手席で外の景色や俺の事を見る

ちょうど今は紅葉か

赤や黄色のもみじが綺麗だ



ダーマ
「イーブイ、おいで」



肩に乗せ紅葉を楽しむ

まったりとした休みも悪くない

むしろ、こういう過ごし方の方が好きだ



ダーマ
「ん？」



イーブイが何かを咥えてきた

受け取ると一段と深紅に染まったもみじ



ダーマ
「ありがとな」



写真はこれでもか！と言うぐらい撮ったよ

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