告白 ページ48
Aサイド
ーー
『おはよう、みんな』
彼らが目を擦りながら、私を見据える
私を見て、何故か安心しているような面持ちであった為
少し複雑な気持ちになった。
私はあのテンニョと同じでいきなり来たというのに、何故そんな無防備なんだろう
そんな疑問が浮かんだが、考えても意味がないだろうと
切り替えた。
一平「竹谷先輩たちは大丈夫でしょうか…」
突如不安そうな声色で私に問いかける。
彼らも同じ事を聞きたかったのか、私の返答を待っているようだ
『きっと大丈夫、もう孫兵くんも目が覚めていると思うよ』
彼らに保健室に行ってみる？と聞くと、パァッと明るくなる顔が私の視界に映った。そんな彼らが微笑ましく思えた。
ー
竹谷サイド
薬の匂いが辺りからする保健室
俺は気を失った孫兵を二刻程見守っていた
、
、
伊賀崎「ここは…保健室？」
細々とした声が俺の耳を突く
元気そうな顔を見た瞬間、俺は胸を撫で下ろした
竹谷「孫兵、よかった。よく眠れたか？」
伊賀崎「ああ、よかった。夢じゃ…なかったんだ」
涙が孫兵の瞳から零れ落ちる
俺はそんな孫兵の頭をわしゃわしゃと撫でまわした。
ーーー
伊賀崎「そういえば、後輩たちはどうされたんですか？」
竹谷「Aに確か任せっきりだ。少し様子を見てくる……！？」
保健室を出ようと襖に向かっていた時、俺は驚いた。
「「「「竹谷先輩、伊賀崎先輩！！」」」」
抱きつかれたため、体勢が崩れそうになる。
嗚呼、いつぶりだろうか。後輩から抱きしめられたのは
俺は感極まって、泣き出しそうになった。
『ごめんなさい、竹谷さん。押し寄せる感じになってしまい』
そこには俺を見上げる彼女がいた
そんな彼女の口角は上がっていて、
こうやって後輩たちに抱きつかれている状況を見て微笑ましく思ったのだろう
ー
俺は彼女に感謝を述べるべく、縁側で少し話すことになった。
竹谷「A達が来てくれて丁度よかった。
それからありがとう。後輩たちを見守ってくれて助かった」
俺が真摯に感謝を述べると彼女は、俺の横ででそっと囁いた
『みんなとまた楽しく仲を深めて下さい。竹谷さんもよく頑張りました』
そんな彼女の囁き声が心底心に響いた。
俺は自分の努力に気づいてくれるとは思ってもいなかった。
やはりAは相変わらずだ…いつまでもそのままでいてほしい
そのままAらしく、人の気持ちに寄り添える人でいてほしい。
、
、
そんな彼女だから俺は…
嗚呼やっと決心がついた…Aに自分の気持ちを伝える決心が…
竹谷「俺はAが好きだ」
、
俺はAが変わらず好きだ…
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空白__｡（元、ユカリ）(プロフ) - たんぽぽさん！またまたユカリです！ちょっと色々ありまして新しい垢を作りました！これからも応援してます！ (11月15日 11時) (
レス) @page47 id: 52a5948315 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリのサブ垢さん» コメントありがとうございます！はい！！了解です！ユカリさんいつも応援してくれてありがとうございます！これからも更新頑張ります！！(*´꒳`*) (10月29日 18時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリのサブ垢(プロフ) - たんぽぽさん！ユカリです！本垢の方のタブレットがぶっ壊れたのでこれからはこっちのサブ垢で応援させてもらいますね！ (10月29日 18時) (レス) id: d43a354229 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - もちろん読みます！また続きを楽しみにしてます！ (10月22日 17時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽたん(プロフ) - ユカリさん» そうなんですよー！続編間近まで更新出来るとは夢にも思ってませんでした。これもユカリさん達の応援があったお陰です！本当に感謝です！！(*⁰▿⁰*)続編に入っても良ければ読んでって下さい！！ (10月22日 1時) (レス) id: 8c7f582275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たんぽぽ | 作成日時：2023年7月9日 2時
