イケメンにはろくな奴がいない【警察学校組】 (ページ9)

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Episode7 ページ9

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『あー！！なんかモヤモヤする！！！！』

今日の訓練は無事に終了し、自室で課題に取り組んでいたが、降谷くんの言葉や松田くんとの出来事で集中出来ずにいた。

そのおかげで教官にはしっかりしろと怒られ、降谷くんに訊こうとしたが、すぐにあの四人で集まり教室を出て行ってしまい、結局聞けずじまい。

モヤモヤが消えない。私に女友達でもいればよかったのだが、いないから誰にも相談できない。このとき女友達がいない自分を恨む。私も友達がいればな……

そんな愚痴をこぼしたところで急に友達が現れるわけもないし。共同スペースにはよく人が集まりみんなで基本談笑しているし、友達がいない私はそこにすらいかない。

羨ましい。自分になぜ友達が出来ないんだろ。何かしたわけでもないのに。思わずため息が漏れる。このままじゃ全然集中してできないな。

『コーヒーでも買ってこようかな』

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わざと女子寮にある自販売機ではなく、教場に近い自販売機へ行く。あまり女子寮の自販売機では人が集まりすぎて行きたくなかったのである。そこでポツンと一人で買いに行くの恥ずかしいしね。

『えーと、自販売機は…………』

と辺りを見渡し時販売機を探す。
そして、曲がった先に時販売機があるのでその道を曲がろうとすると時販売機に先に先客が来ていた。

『…………まっ松田くん』

「………………………」

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