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Episode6 ページ8

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「松田の気持ちがよく分かった」


先ほどの降谷くんの言葉が離れなくて、授業に集中が出来ない。んぐぐ……授業に私情は持ち込んだらいけない。集中しないと。


遠くに座っている松田くんを見る。見た感じあんまり真面目に聞いていないのか、あくびをしている。
でも、座学や実技も成績はトップクラスだし、やっぱり元が違うんだよな………。松田くんや降谷くんが言ったセリフ考えすぎたら余計にイライラしてきた。


「ーーいーーおーーたきーー!」


ああああああああ!!集中しないと考えたって何も出てこないんだし、よし、集中しよう。


「おい!!滝沢A!!」

『はっはい!!何ですか?』

急に名前を呼ばれ、驚いたから舌噛んじゃった。痛い痛い………。

「何ですかとは良い度胸だな……、俺の授業でボーとしているとは」


完璧に教官には集中していないのは、バレていたらしい。また目立つようなことやってしまった。

『…………すみませんでした。以後気をつけます』

「わかれば良い。では、授業を再開する」


そして、授業を教官は再開させる。もう、目立ちことしたらダメだ。もう、この際イケメンとかどうでも良い。なるべく関わらず、静かに警察学校を過ごそう。


そう心に誓った。



松田くんが私を横目で見ていたことなんて気づかずに。





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作者名:かげね。 | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年5月20日 18時

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