23 ページ23
その場の全員が息を飲んだのがわかった。
俺は横抱きに抱き上げられていた。
シ「あ……」
「VIPルーム予約しといたんだ。
僕が連れていってあげよう。」
ヨ「二、ニカイドウとセンガ、一緒についていきなさいっ
ショタヤマくんの持ち物持って、早く早く！」
店長が慌ててヘルプのメンツをセレクトした。
ニ・セ「ハイ！！」
シ「・・・・」
「ちゃんと手を回して掴まってて。
……そう、イイコ。」
自然と首筋に顔を埋める形になる。
多分、フロアの注目と全ホストの羨望の眼差しを浴びまくってるはずだけど、敢えて見なかった。
後ろから付いてくる二人の会話だけが耳に入る。
二「やった！ フジガヤ様に付ける！」
セ「お試し転入生のヘルプだけどね。」
二「サブでもヘルプでもお豆でもおミソでもオマケでも、俺は嬉しい。
だって、フジガヤ様だよ？」
セ「そうだよね。
スゴいっ」
そうか……フジガヤ様って、いうんだ。
フジガヤ様の腕に揺られながら、俺は夢うつつになっていた。
VIPルームまではすぐだったのに、距離の感覚も時間の感覚も狂って、あっという間にワープしたような、逆に延々と揺られていたような、不思議な感覚に陥った。
タ「オイオイオイいきなりの大出世だな。
ミヤタのおまじない効いてるじゃん。
ぱにたんスゲエ。」
ミ「ボクの言う通りだったでしょ。
ぱにた〜ん♪」
途中タマモリ様とミヤタの声が聞こえた気がした。
ミヤタは……魔法使いか……。
ぱにたん。
セ「どうぞ、フジガヤ様。」
「ありがとう。」
センガがVIPルームの扉を開けたらしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「藤北」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» マグヤマくんて何ぞ?と思われましたよね。マグヤマのマグはマグカップのマグでしたー＼(^^)／ 売ってたら欲しいなと思って登場させたﾏｸﾞﾔﾏくんです。しかし!雷の夜に何かとんでもない事がショタヤマくんに起こったようですよ《ﾟДﾟ》 (2017年10月28日 19時) (
レス) id: 5354a3525d (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - からｺﾝｾﾌﾟﾄ、ｵﾌﾟｼｮﾝ･･す･･凄い･･って興奮しながらﾗｽﾄのﾄﾝﾃﾞﾓないことって何だろう･･ﾌｼﾞｶﾞﾔ様のｵｲﾀ?･･なんて軽く考えていましたが･･た･･大変っ･･ｺﾚって雷･･痺れてるって･･感電??ｶﾞﾔさまーﾋﾛｸﾝ助けてー( ;∀;) (2017年10月27日 19時) (レス) id: eaab40e8e1 (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - わぁぁ( *´艸｀)ﾀﾏ子さん発売と同時に入手困難とはさすがｴｰｽｲｴﾛｰ♪そしてﾌｼﾞｶﾞﾔ様＆ｼｮﾀひろｸﾝと宮玉ちゃんが一緒にいる様が良いー♪嬉しくなっちゃいました♪さらに!!!ｼｮﾀﾔﾏ君ﾓﾃﾞﾙのﾏｸﾞﾔﾏぁぁぁ!!!!!もーっ･･きゅまぴｻﾝ･･命名 (2017年10月27日 18時) (レス) id: eaab40e8e1 (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - たいちゃんらぶさん» ついにショタヤマくんはフジガヤ様とガチ恋してしまったみたいですね、フ〜ジ子さああん(ルパン風に) 昨夜のたいぴちゃんが綺麗で本当にドキドキしました。今日一日ニヤタが止まりませんでした(//∇//) あの二人女装しても最高です! (2017年10月26日 22時) (レス) id: 5354a3525d (このIDを非表示/違反報告)
kyumapi(プロフ) - sakyoさん» コメありがとうございます! 読者様が妄想で沸いて頂く事が、何より光栄です。フジ子さん登場ですが、まさかまさかのドン被り?! MIX☆すむぅじぃは私の妄想の産物ですが、昨夜は何だか夢が叶ったみたいで嬉しいです。ぱにたん(笑)ショタヤマくんの方もお楽しみに。 (2017年10月26日 22時) (レス) id: 5354a3525d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kyumapi
| 作成日時：2017年10月8日 22時
