RPG：秋の最年長収穫祭！

STAGE 2 ページ5

　
　
　
あ？ あった。



「ブタクサスプレー……」



ガッカリだ。



ブタクサは俺を悩ませるアレルゲン。



よりによって、公式ブログで
グチグチと文句タレるほど憎たらしい
ブタクサかよ。



確かスパイダーマンの弱点は
アレルギー性鼻炎と聞いた事がある。



しかし、こんなんバラ撒いたら……
墓穴掘っちまうじゃねーかよっ



でも、これ使えって事だろ？



カバンを探ると見つけた
ゴーグルとマスク。









「う！！」



また蜘蛛の糸にがんじがらめになった。



次はブタクサスプレーしてやっかんな。



「・・・・」



期を静かに待つ。



「よっしゃ！！」



糸が解けた瞬間に
素早くゴーグルとマスクを装着し、
スプレーを撒き散らした。



動きが速すぎてピンポイントでは
狙えないから、あるったけ
そこらじゅうに散布してやった。



効果はテキメンだった。



壁に張り付いていたスパイダーマンが
蚊のようにポロリと落ちた。



「ダッセエ！」



『ズピィーー……
ヘクショイヘーックション！ 
ズルズルッ』



クシャミ鼻水で攻撃力を失った
スパイダーマンを、キックとパンチで
叩いたら、呆気無く倒れてしまった。









ヒュルルルルー



スパイダーマンスーツの中から
二階堂が出てきた。



まあ、やっぱりという感じだけど。



スパイダーマンと言えばニカしかいない。



2「ありがとう。

やっと出れた。

俺、ニセスパイダーマンやらされてた。」



キスブサでは嬉々として、
ニセスパイダーマンやってたけどね。



あの番組で何度
スパイダーマンのスーツ着たよ？



2「お礼に、ライフを一個あげる。」



K「ありがとう。」









てーてれてて〜れ〜
てーてれてて〜れ〜てーーー♪



ドアが開いた。

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