Episode 3 ページ5
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N「っ、!」
ニュートはパタパタと走ってくる女性に見覚えがあった、
忘れるはずが無い……自分の初恋であり、今も尚最愛の人
ニューヨークに来たのは魔法動物の為だが、実は"Aに会えるかもしれない"という期待をしていた
今まで様々な場所を魔法動物達と冒険し、出会ってきたが、ずっと会いたいと想い、恋焦がれてきた彼女が目の前にいる
墨の様なしっとりした瞳に、白い肌が映える黒髪、まるで熟した果実のような赤く潤った唇
その姿を瞳に写すと、ニュートは彼女に近づき、名前を呼んだ
N「A…?Aだよね、僕だよ、ニュート…ニュート・スキャマンダー」
『ニュート…?』
T「ちょっとスキャマンダーさん?あなたとAが知り合いな訳…」
Aは濡羽色の瞳をぱちぱちさせたかと思うと、満面の笑みになりニュートに駆け寄った
『覚えてるわ、ニュート。久しぶりね!会いたかった!』
N「ぼ、僕も会いたかった…!」
ニュートは思わず目の前の彼女を抱き締めようとAの肩に両手を回したが、
その手は背中を触れること無く空中をさまよった
N「(ど、どうしよう…思わず抱き締めたくなった、ていうか抱き締めたい…けど、嫌がるかもしれない…!)」
抱き締める勇気が出なかったニュートは、まるでロボットの様に両手を戻し、頭を搔いた
一部始終を目の前で見てたAは柔らかく微笑むと、彼の背中に両手を回した
N「ぇアっ、」
『ふふ、ニュートが来ないなら私から抱き締める』
Aは久しぶりのニュートの感触を感じていると、おずおずと逞しい腕が首に周り、強く抱き締められる
N「…A」
T「ちょ、ちょっと!スキャマンダーさん?Aを離して頂戴!」
『ニュート…少し、くるしい』
N「ごっ、ごめん。思わず…」
ティナに言われてパッと離すと、ふわっと香ったAの匂いにクラっとし、
恥ずかしくなったのか耳まで赤くした
T「2人は知り合いなの?…まさか、恋人同士?」
『あ、ううん。ホグワーツ魔法魔術学校の同級生なの、凄く仲良くて』
T「そう……」
ティナは疑いの目をニュートに向けると、ニュートは肩を大きく揺らした
T「ハッ、そんなことより、手伝ってA!」
ティナはAの腕を掴んだ
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リサ - とてもおもしろいです!黒の魔法使いの誕生も見たいです。続き楽しみにしています! (9月13日 21時) (レス) @page6 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
Ao/アオ(プロフ) - とても面白かったです!引き込まれました!!!続きが読みたいと思いました、作者さんのペースで続編書いてくださったら嬉しいです! (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28a3b333e4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 続き!とても!楽しみ!です!!応援してます! (2022年4月18日 1時) (レス) @page39 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 最高です!大好きです!続編と番外編楽しみにしてます! (2022年4月15日 21時) (レス) id: a53454f4d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編と番外編、楽しみにしてます!!! (2022年4月11日 22時) (レス) id: 84c4dc198a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あか | 作成日時:2019年2月11日 19時