検索窓
今日:23 hit、昨日:44 hit、合計:720,991 hit

Episode 14 ページ16







N「どこを捜せばいい?中型の動物で…原っぱや木や水たまりを好むとしたら」




J「NYで?」




『…セントラルパークは?』




N「どこにある?」




J「知らないのか?…案内するけど、失礼じゃないかな?泊めてくれて…」




『大丈夫よ、私が伝えとくから』




N「…回復したらすぐオブリビエイトだ、魔法に関する記憶が消される」





それを聞いたジェイコブは、困惑したように辺りを見回す





J「ぜ、全部忘れる?」




N「…そうだ」





Aは未だに困惑している彼の背中を優しく撫でる





J「…あぁ、大丈夫だA、ありがとな。…分かった、あんたを手伝う」





ニュートは左手にバケツ、右手でAの手を握ると、ジェイコブに向き合った





N「行こう」




























_とっくに日が沈み、暗くなった街を急ぎ足で歩く3人


ニュートは唐突に口を開いた





N「君ってさ、皆に好かれるだろ」




J「あんたもそうだろ」




N「僕は人をイラつかせる」




少し気まづくなった空気を変えるように、ジェイコブはAに話を振った




J「Aは凄く好かれるだろ」




N「そうなんだ、学生の頃から皆に好かれてて、なのに、こんな僕と居たから…」




『ニュート、』




Aは少し背伸びをしてニュートの頬を両手で包んだ


そして目を泳がせる彼にしっかりと目を合わせると、少しムスッと拗ねたように言った




『自分を卑下しないで。皆が知らないだけでニュートの素敵なところ、私はいっぱい知ってるの!それ以上私の大事な人を悪く言わないで、わかった?』




N「ご、ごめん」




『謝らないで。ごめんじゃないでしょ?』




N「あっ、ぁり、がとう…」




『よし!』




まるで子供を相手にしているように叱るAに、ジェイコブはやれやれと笑った


ニュートは彼女の笑顔と言葉のダブルで頭が混乱し、自分の頬から小さな手が離れていくのを見てやっと反応した




N「あっ…そそその、Aも、」




『うん?』




今度はニュートが、無意識にAの頬に手を添える




N「あ、…Aも、ぼくにとって、す、凄く、大事な女性だよ」




『…ん、ありがとう』





綻ぶような笑顔を間近で脳裏に焼き付けたニュートは、耳を赤くして固まってしまう


そんな彼の手を握ってジェイコブに行こっか、と言う





その後やっと石化から戻ったニュートも入れて、パン屋やドラゴンと戦った話などをした

Episode 15→←Episode 13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (949 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1591人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リサ - とてもおもしろいです!黒の魔法使いの誕生も見たいです。続き楽しみにしています! (9月13日 21時) (レス) @page6 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
Ao/アオ(プロフ) - とても面白かったです!引き込まれました!!!続きが読みたいと思いました、作者さんのペースで続編書いてくださったら嬉しいです! (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28a3b333e4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 続き!とても!楽しみ!です!!応援してます! (2022年4月18日 1時) (レス) @page39 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 最高です!大好きです!続編と番外編楽しみにしてます! (2022年4月15日 21時) (レス) id: a53454f4d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編と番外編、楽しみにしてます!!! (2022年4月11日 22時) (レス) id: 84c4dc198a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あか | 作成日時:2019年2月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。