Episode 14 ページ16
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N「どこを捜せばいい?中型の動物で…原っぱや木や水たまりを好むとしたら」
J「NYで?」
『…セントラルパークは?』
N「どこにある?」
J「知らないのか?…案内するけど、失礼じゃないかな?泊めてくれて…」
『大丈夫よ、私が伝えとくから』
N「…回復したらすぐオブリビエイトだ、魔法に関する記憶が消される」
それを聞いたジェイコブは、困惑したように辺りを見回す
J「ぜ、全部忘れる?」
N「…そうだ」
Aは未だに困惑している彼の背中を優しく撫でる
J「…あぁ、大丈夫だA、ありがとな。…分かった、あんたを手伝う」
ニュートは左手にバケツ、右手でAの手を握ると、ジェイコブに向き合った
N「行こう」
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_とっくに日が沈み、暗くなった街を急ぎ足で歩く3人
ニュートは唐突に口を開いた
N「君ってさ、皆に好かれるだろ」
J「あんたもそうだろ」
N「僕は人をイラつかせる」
少し気まづくなった空気を変えるように、ジェイコブはAに話を振った
J「Aは凄く好かれるだろ」
N「そうなんだ、学生の頃から皆に好かれてて、なのに、こんな僕と居たから…」
『ニュート、』
Aは少し背伸びをしてニュートの頬を両手で包んだ
そして目を泳がせる彼にしっかりと目を合わせると、少しムスッと拗ねたように言った
『自分を卑下しないで。皆が知らないだけでニュートの素敵なところ、私はいっぱい知ってるの!それ以上私の大事な人を悪く言わないで、わかった?』
N「ご、ごめん」
『謝らないで。ごめんじゃないでしょ?』
N「あっ、ぁり、がとう…」
『よし!』
まるで子供を相手にしているように叱るAに、ジェイコブはやれやれと笑った
ニュートは彼女の笑顔と言葉のダブルで頭が混乱し、自分の頬から小さな手が離れていくのを見てやっと反応した
N「あっ…そそその、Aも、」
『うん?』
今度はニュートが、無意識にAの頬に手を添える
N「あ、…Aも、ぼくにとって、す、凄く、大事な女性だよ」
『…ん、ありがとう』
綻ぶような笑顔を間近で脳裏に焼き付けたニュートは、耳を赤くして固まってしまう
そんな彼の手を握ってジェイコブに行こっか、と言う
その後やっと石化から戻ったニュートも入れて、パン屋やドラゴンと戦った話などをした
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リサ - とてもおもしろいです!黒の魔法使いの誕生も見たいです。続き楽しみにしています! (9月13日 21時) (レス) @page6 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
Ao/アオ(プロフ) - とても面白かったです!引き込まれました!!!続きが読みたいと思いました、作者さんのペースで続編書いてくださったら嬉しいです! (2022年4月24日 8時) (レス) id: 28a3b333e4 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 続き!とても!楽しみ!です!!応援してます! (2022年4月18日 1時) (レス) @page39 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
うり(プロフ) - 最高です!大好きです!続編と番外編楽しみにしてます! (2022年4月15日 21時) (レス) id: a53454f4d2 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編と番外編、楽しみにしてます!!! (2022年4月11日 22時) (レス) id: 84c4dc198a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あか | 作成日時:2019年2月11日 19時